『ワイルド7』にみるちばてつや作『紫電改のタカ』によせる望月三起也の想い

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望月三起也の想い

2つの作品がかかれた頃の状況についての説明です。

主人公の設定にみえる望月の想いについてご紹介します

ワイルド7』のストーリーから連想する『紫電改のタカ』の中の場面をピックアップ。
主人公の言動から望月の『紫電改のタカ』への想いが伝わるはずです。

主人公の設定について

紫電改のタカ
ちばてつやと望月三起也は生年月日が一ヶ月も違いません。
ふたりは50年のつきあいがあり、さかのぼればともに28歳ごろからのことです。

ちばは『紫電改のタカ』をかき終え、『ハリスの旋風』、『あしたのジョー』へとのぼりつめていきました
望月は『秘密探偵JA』をヒットさせたところで、ちばとの交流が始まってから『ワイルド7』をかいています

滝丈太郎と飛葉大陸(だいろく)には、納得のいかないことには従わない点や、敵にさえもみせる人情味、人並みはずれた運動神経と判断力など多くの共通点があります
久しぶりに『紫電改のタカ』を再読して、滝が7人のサムライの隊長にさせられるシーンがあったことに驚きです。

『ワイルド7』のストーリーの中にみる望月の想い

ワイルド7_望月三起也2
「地獄の神話」という回の中で、ワイルド7のメンバーが戦闘機をうばって飛び回るシーンがあります。

もともと『ワイルド7』には飛行機のシーンが多いのですが、ここではゼロ戦が登場し、戦闘シーンは『紫電改のタカ』そのものです。

「千金のロード」中では、メンバーたちが戦地の中をトラックで走り抜けるシーンがあり、『紫電改のタカ』の中で滝たちが要塞から闘争する場面を連想します。
『紫電改のタカ』で何度も使われた主要な登場人物が死んだかと思わせる展開も、「千金のロード」の八百(はっぴゃく)や「地獄の神話」でのユキで使われているのです。

作者のメッセージについて

ワイルド7_望月三起也1
「爆破105」で飛葉が戦う相手の外国人兵士との結末は非常に胸を打たれる場面です。

そのときにとった飛葉の言動は、滝丈太郎とタイガー・モスキトンのやりとりと通ずるものがあります
兄弟愛、祖国愛、死者への敬意、国籍を超えた友情など作者からのメッセージが主人公を通じて伝わってくるのです。

『紫電改のタカ』で滝たちが捕虜になったときの状況と『ワイルド7の』の「緑の墓」の中で捕虜になったヘボピーと飛葉のやりとりに共通性があります。
紺野やヘボピーは捕虜に出された食事など食べないと意地を張りますが、滝も飛葉も犬死してはいけないと説得するのです。

まとめ

ワイルド7_望月三起也3
以上のように『ワイルド7』の中には『紫電改のタカ』へのオマージュといえる部分が多く見られます

主人公、ストーリー中の設定・手法、作者からのメッセージなど、どの要素にも望月三起也のちばてつやに対する想いが込められているのです。

二つの作品が連載されていた時期の状況から、望月は同い年でもあったちばと直接交流するようになって、自分の前を走っているライバルを尊敬の目で追っていたに違いありません

総合評価

ワイルド7、紫電改のタカ ともに
ワイルド7_紫電改のタカ

ゲストライター

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三葉地道さんの記事でした。

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