漫画描き、漫画好きのみなさん、漫画の性表現についてどう思う?
日時計個人としては、性表現の規制は間違っていると思う。
その結論の詳細を語る前に、なぜエロいことはいけないという概念が存在するのかについて考えなければいけない。
ということで、エロいことはいけないのはなぜかについて調べてみた。
漫画の性表現についてあらゆる角度から考える
エロいことがいけないという概念は世界的な標準概念になっている。
ということは、漫画の性表現については何も日本だけに限ったことじゃないということになる。
なぜか?
それは、キリスト教が大きく関わっていることが原因とする説を発見した。
キリスト教の教祖イエス・キリストは性交渉なしで産まれてきたらしい。
そして、一般人がしている性交渉はないこととしたほうが、聖母マリア、キリストの特別感が高まると考えられた。
春画(漫画)の性表現の規制はあったが性のタブーはなかった
ネットで調べると、春画(漫画のイラストのようなもの)の性表現の規制については江戸時代くらいからあったらしい。
でもエロいことはダメという概念は日本にはなかった概念で、その概念が作られたのが明治維新から。
ペリーによって無理矢理世界の舞台に引っ張り出されてしまった日本は、追いつかなければいけないためにあらゆるものを西洋から吸収していった。
その中にキリスト教的性の概念があった。
1870年代のヨーロッパはヴィクトリア朝時代で、貴族たちは上品であることを競い、性に対する規制が厳しくなっていく土壌が作られた。
キリスト教が作った女子のエロ耐性
一方日本の明治政府では、女子教育をそれほど重要視していなかったため、女子の高等教育はキリスト教系の私立学校が担うことになる。
そこで、女の子たちにはエロいことはいけないことなんだよ!という教えが強化されていった。
大正期、戦後の高度経済成長期には、エロいことはいけない!という性を恥ずべきものという感覚が一般化していき現在に至っている。
アメリカにそういった文化が伝わり、性表現に対する意識が高まり、大人はOKだけど、子供にはエロいものは刺激が強すぎるということで、触れさせるべきではないという風潮が出来上がる。
そういった面もあり、アメコミでは、性、暴力、グロは子供に害悪ということでヒーローものが主体となっていった。
ここで考えなければいけないのは、果たして本当に漫画の性表現などの子供への害悪とされたものたちは本当に犯罪への助長になっているのかということ。
ここからは、日本の犯罪と海外の犯罪の件数のデータと一緒に考えてみる。
漫画の性表現の規制と犯罪のデータ検証
ちょっと古いけど、2000年頃のレイプ発生件数
1.南アフリカ共和国 | 123.85件 |
---|---|
2.スワジランド | 121.24件 |
3.オーストラリア | 81.41件 |
4.セシェール | 78.79件 |
5.カナダ | 78.08件 |
6.パラグアイ | 57.35件 |
7.ジャマイカ | 49.53件 |
8.ドミニカ | 32.88件 |
9.アメリカ合衆国 | 32.05件 |
10.アイスランド | 25.98件 |
上位2国がアフリカというのも興味深い。
日本 | 1.78件 |
---|---|
インド | 1.55件 |
韓国 | 12.98件 |
中国 | 2.84件 |
中国(香港) | 1.53件 |
タイ | 6.62件 |
トルコ | 1.93件 |
アジアは西洋に比べると件数が格段に低い。
一説には、"精力が弱く、性欲も弱い"というデータもあるという。
ていうか…韓国のレイプ件数群を抜いてる。
他人のものが欲しくなる民族
最近武田邦彦師匠にハマって彼の動画をよく観ている。
それで、ちょっと今回のテーマに関係するかなという動画があるので紹介する。
別に観なくてもいいんだけど要約すると。
東南アジアから渡ってきた民族が日本に住みつき、その後、アメリカ大陸、ペルーまで南下していく。
で、日本が強くなってもフィリピンには攻め込まない。
これは、インディアンもそうだし、ペルーの民族も同じ。
師匠の考えとしては、他人のものが欲しくなる民族と、他人は他人だという民族がいるというもの。
日本人は他人は他人という国民性。
そう考えると結構これまでの歴史も腹に落ちてくる。
個人的には、全ての悪の元凶ってイギリスだと思っていて、そのイギリスの流刑地として始まったのがアメリカ。
だから、イギリス、アメリカなどの欧米の植民地文化は他人のものが欲しくなる民族。
この根底にあるものが犯罪率にも関係していると思う。
売春はなぜいけないか?
個人的に売春がなぜいけないかわからない。
ネットで調べてみると、
「訓示規定」とは、裁判所や行政庁に対して○○をしなさいと指示をする性質の法律のことです。
つまりこの場合は、裁判所や行政に対して売春を禁止するようにしなさいと指示を出しているだけで、売春行為をした当事者に対するものではないので罰則もないのです。
売春をせざるを得ない境遇に追い込まれた保護すべき社会的弱者であるとみなし、処罰ではなく補導や保護することを目的として成立した法律です。
そのため、売春行為を行った人ではなく、売春につながるような環境を作り出す行為をしている人を処罰することで、結果的に売春が行われることの阻止をしているのです。
要するに、売春した当事者は必ずしも罪に問われるわけではない。
当事者は売春をせざるを得ない弱者かもしれないから、斡旋したものを処罰するという方向のものらしい。
※ただし、婚約関係にあるなど「真摯な交際関係」にあることが証明できない18歳未満の児童と性的な関係になること自体が違法
風俗は何回かいったことあるけど面白くないからハマらなかったからどうでもいいんだけど、なぜいけないの?と思う。
現実にソープって言う風俗もあるし。
確かに精神的に未熟な子たちは法的、道徳的に規制しないといけない。
でも、もう分別のつく大人がやる分には何も問題ないと思う。
売春が合法の国・オランダ
オランダは売春が合法だという。
これ自体は合法だけど、ロシア・東欧などの貧困層の女をだまして連れてきて働かせるということも問題になってきているらしい。
こういったことから、国としては、なくしはしないが減らしていく方向に動き始めている模様。
で先ほどの各国のレイプ事件のサイトからヨーロッパのデータを引用。
イギリス | 16.23件 |
---|---|
ロシア | 4.78件 |
スペイン | 14.34件 |
フランス | 14.36件 |
アイスランド | 25.98件 |
ウクライナ | 2.33件 |
ノルウェー | 12.36件 |
ハンガリー | 5.89件 |
ドイツ | 9.12件 |
さっきの、世界にもヨーロッパにもオランダが出てこない。
結構真剣にオランダのレイプ事件の件数について調べたけど、日本語サイトでは見つからなかった。
データがちゃんとそろってないから結論を出すのはいけないけど、現時点ではオランダはそんなにレイプ事件は多くないのではないのか。
漫画の性表現と性犯罪との関係
これらのデータからみると漫画の性表現と性犯罪は関係ない。
根っこはこの世界的なエロいことはいけない!という何の根拠もない概念が原因。
この訳のわからん概念によって、国は法で規制する。
そのため、ヤクザやマフィアなど黒い人たちが暗躍してしまうということに繋がっている。
ということは、ガス抜きできるものが必要なのではないかという結論に至る。
日時計的漫画の性表現の規制への見解
やっぱり自分は男だから何歳になっても女に興奮できる自分でありたい。
ということは、人間ていうのは隠されれば見たくなるし、いけないことはやってみたいと思ってしまうことは本能。
子供には、エロいことはいけない!ということは教えなくてはいけない!!
女の人にはいつまでも恥ずかしいという気持ちを持ていてもらいたいから、エロいことはいけないという概念はなくてはいけない。
でも、漫画の性表現の規制は反対!
とはいえ、エロいことはいけないという前提を踏まえた性表現に限る。
そして、コンビニのエロ本はなくさなくていい。
今本当に、漫画界は大変な岐路に立たされていると思う。
だから漫画という存在は、少しでも多くの人の目に入る状況に置いておかないといけない。
漫画の性表現について日時計的まとめ
- エロいことはいけないの原点はキリスト教
- エロいことはいけない教育は明治維新
- 高度経済成長期にはエロいことはいけないは一般常識
- 漫画の性表現と犯罪は無関係
- 女は恥じらいを持って欲しい
- コンビニのエロ本置かない運動は反対
このテーマは前から書きたい、書きたいと思ってたけど時間が取れなかった。
やっと書けた。
もし、この記事を読んで英語ができる人がいたらオランダのレイプ事件の件数について英語のデータあったら教えて欲しい。
コメント