【15番勝負】クリスタとフォトショはどっちがいい絵を描ける?

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そろそろPhotoshopとクリスタの決着をつけようぞ!

はじめまして。
デジえしべるです。

10年以上漫画を描いてきたデジ絵師が海外シェアNo.1のPhotoshop(以下、フォトショ)と、国内シェアNo.1のクリスタを手って比較してみた

ついに雌雄を決する時が来た

思いついた14つの項目で勝負して、その結果を記事の後半で書いている

その中でも私が面白い対決だと思ったのは

名勝負
  • 費用
  • 保存形式が変わる
  • お絵描きスペースの自由度
  • ブラシ機能

上記の四つ

これを読めばどっちかで迷っている人の参考になると思う
記事の中盤では、クリスタ、フォトショ以外のペイントソフトの機能と費用の比較をしてるから総合的に判断できるよ。

やっぱり基本的なことだけどクリスタとフォトショの大きな違いは根本がペイントソフトか画像編集ソフトかというところ

日時計

私は一生クリスタ宣言!

今のところ14番勝負だけど対決項目を思いついたら追加していく

私が選んだのはクリスタだけど、君はどっちのソフトを選ぶ?

9,180円(税込、2024/04/15)
1,078~6,480円(税込、2023/08/06)
目次

デジ絵師がフォトショとクリスタを徹底比較!

アーモンドアイのイラストサンプル
イラスト:日時計(クリスタ)
リアルな競馬のイラストサンプル1
イラスト:日時計(フォトショ)

デジえしべるは、漫画業界10年以上でココナラで月40万を達成した日時計がクリエイターPC、モニター、液タブ、ペイントソフト、動画ソフトなどデジタル画材に関する情報を共有するサイト。

クリスタ、Photoshop以外のイラストソフトの機能、スペック、相場などを徹底比較した後にペイントソフト、ベクターソフト、漫画ソフトそれぞれのおすすめランキングを共有!

おすすめイラストソフトをデジ絵師が厳選↓↓↓
【初心者必見】デジタル絵描きのおすすめイラストソフト9選!2023

フォトショ VS クリスタ

クリスタとは

クリップスタジオ ペイント EXのロゴ

セルシスの漫画作成ソフト

COMIC STUDIOが進化してCLIP STUDIO PAINTとなった。

3D機能、漫画の複数ページ管理機能など漫画描きにとって効率化できる機能をいくつも搭載している

フォトショとは

おすすめペイントソフト:Photoshop

Adobeの画像編集ソフト

画像編集機能ではその他の類似ソフトを圧倒するほどのシェアを誇っている。

また、機能も優秀で画像編集機能として特化したものがそのままイラストまで描けるほど

海外でのペイントソフトとしてのシェア率は圧倒的なNo1。

Photoshopの使用感を知りたい人は、以下の記事でメリット・デメリット、イラスト用設定、制作物サンプルを紹介してるよ

Photoshopで描いたイラストと使用感↓↓↓
【デメリット6つ】Photoshopで絵を描く4つのメリットをイラストレーターが解説!

両者の違い14番勝負

費用

Photoshopクリスタ
下位
バージョン
フォトプランPRO
パッケージ版9,180円
ダウンロード版5,000円
サブスク1,078円480円
上位
バージョン
単体プランEX
パッケージ版37,400円
ダウンロード版23,000円
サブスク2,398円980円

それぞれの下位、上位バージョンでは値段が二倍くらい違う

フォトショのバージョン比較
スクロールできます
おすすめペイントソフト:Photoshop
Lightroom
Photoshop
フォトプラン
おすすめペイントソフト:Photoshop
Photoshop
単体プラン
Creative Cloudのアイコン
Creative
Cloud
20GB
100GB
Light
room
Photoshop
Adobe
Fresco
Adobe Express
※プレミアム機能
セール
対象
無料
期間
7日間7日間14日間
月額1,078円
契約できない
2,398円6,480円
年額12,936円
年間契約のみ
28,776円72,336円
公式公式公式

Adobe Frescoはドローイングアプリでタブレット、スマホ向けの高機能ドローイングアプリ。

クリスタ
スクロールできます
おすすめペイントソフト:CLIP STUDIO PAINT
DEBUT
おすすめペイントソフト:CLIP STUDIO PAINT
PRO
おすすめペイントソフト:CLIP STUDIO PAINT
EX
テキスト
入力
3D機能
ベクター
描画
定規
オート
アクション
複数ページ
管理機能
レイヤー
LT変換
2DLT・3DLT
レンダリング
プラグインの
読み込み
パッケージ版無料9,180円37,400円
ダウンロード版5,000円23,000円
サブスク480円 / 月980円 / 月
公式詳細詳細
CLIP STUDIO PAINTのバージョン比較(全て税込、2024/12/05)

クリスタには非売品とはいえ無料のDEBUTバージョンも存在している。

クリスタにはダウンロード版、パッケージ版ともに買い切りがある
サブスクリプションはProが480円、EXが980円

日時計

それぞれ
値段が倍以上違うよー!

一方フォトショにはサブスクリプションしかなくて月々はそこまで高くはないが一生発生してしまう費用

よってこの勝負クリスタの勝利!

スペック

クリスタPhotoshop
CPUi5~i7~
メモリ8GB~8GB~
ストレージ240GB SSD
グラボGeForce
GTX260~
GeForce
GTX1080~
クリスタ VS Photoshopのスペック比較(2023/10/18)

ほぼ同じだけど、フォトショはCPUがCore i7~、グラボがGeForce GTX1080~と若干高い。

日時計

数値上ではこんな感じだけど
体感としてはフォトショの方が軽い!

よってこの勝負フォトショの勝利!

ファイルサイズ

クリスタとPhotoshopのファイルサイズの違い

上記の画像は全く同じファイルをクリスタ形式とフォトショ形式で保存したもの

クリスタ形式のファイルサイズは528MBなのに対して、フォトショ形式のふぃいるサイズは897MB
PSDファイルの方が369MBも大きい

よってこの勝負クリスタの勝利!

ファイルを開く

クリスタとPhotoshopのファイル容量の違い

今制作中のこの682MBの1.psdファイルを開いてみる

クリスタで開くと…1.35.75…1分半かかった…
フォトショで開くと…22.30

圧倒的にフォトショの方が速い!!

よってこの勝負フォトショの勝利!

レイヤー移動

クリスタとPhotoshopのレイヤー移動

レイヤー移動はフォトショの方が楽

レイヤーを移動しようとした場合、フォトショだったらレイヤーを右クリックして複製を選択したあと、移動させたいレイヤーを指定すれば移動できる

対してクリスタは、レイヤーの複製機能がないため、すべてを選択をクリックしてコピーして、それを移動させたいファイルを選択してからペーストするといういくつもの作業が必要になる

よってこの勝負フォトショの勝利!

保存で形式が変更

クリスタとPhotoshopの保存の違い

フォトショはデータを保存する時は開いた保存形式がずっと維持されている
例えば、PSDファイルを開いて着色してJPGで保存したあと、再度保存しようとしてもPSD形式が設定されている

対してクリスタの場合は、PSDファイルを開いて着色した後保存をすると一番最初は開いたファイル形式が設定されている

ところが、一回PNGで保存したあと、次から保存しようとするとPNGに設定されてしまう
これが、保存しようとした前に保存した形式が設定されてしまう

これは意外と不便で、このファイルってどんな形式で保存し忘れてたっけ?となって確認が面倒になると、元データを確保するために別名で保存するということをやるとどんどんファイルが溜まっていくことになる

で、こういうことをやっていると、大本データで最新の保存をし忘れていることもあるから、たくさん作ってしまったファイルを一個一個確認するというバカげた作業が発生することになる

ここはクリスタの開発者さんに改善してほしい。

よってこの勝負フォトショの勝利!

サイズ変更

クリスタとPhotoshopの静変更

サイズ変更する時にクリスタはちょっと不便だなと思うところがある

クリスタは、サイズを変更する時に数値の入力ボックスを一回クリックしないといけない

ところが、フォトショはサイズ変更ウインドを開いたときに、最初から数値入力ボックスが選択されている
だから、そのまま数値を入力してEnterを叩けばサイズ変更ができる

小さいことだけど、この小さい作業の積み重ねが大きな作業の不効率を生むからね。

よってこの勝負フォトショの勝利!

お絵描きスペース

クリスタのドローイングエリアが自由自在!

このお絵描きスペースの自由度はクリスタに軍配が上がる

フォトショの場合、角で絵を描きたいとなったとき一旦描画エリアよりお絵描きスペースを拡大させてからじゃないと角に移動させることができない

その点クリスタは、そのまま角を画面の好きな場所に配置できる
この使い勝手の自由度は素晴らしい!

よってこの勝負クリスタの勝利!

ブラシの変更

クリスタとPhotoshopのブラシの違い

クリスタにもフォトショにもブラシ機能はたくさんある
ところが、使い勝手の点で両者には大きな開きがある

フォトショの場合、ブラシのアイコンは一つしかない
この一つをクリックしたあと、どのブラシを使うかを選択する

それに対して、クリスタは最初から、ペン、鉛筆、筆の三つのブラシ?のアイコンがある
ペンならペンの中からカブラペンだったり、丸ペンだったり、入り抜きを選択する。

鉛筆だったら鉛筆の中から濃いだったり薄いだったりを選択すする。
筆も同様。

ペンならペンで前回使用した設定が維持されていることが非常に大きい

フォトショだと、一回一回ブラシを変更してブラシの設定も各々設定がされてるから、前回使ったブラシの設定もなしになってしまうため、そのブラシを使う際また設定し直さなければいけない
※ショートカットである程度簡単に設定する方法はある

だから、効率の面では圧倒的にクリスタの方が使いやすい

よってこの勝負クリスタの勝利!

着色

着色は完成データは似たようなものになるが、過程が異なる

フォトショの場合、下に塗った色に重ねて色を乗せていくような着色法

クリスタの場合は、下に塗った色に上から混ぜて色を塗り重ねていくような着色法
だから、クリスタだとものすごい濃い色を乗せてそれを後から徐々に周囲の色に馴染ませていくということができる

これは、慣れとイラストレーターの着色に対する考え方で便利ととるか、不便ととるかが分かれそう

個人的にはクリスタの方が水彩に近い感じで考えることができるため好み

よってこの勝負クリスタの勝利!

色味調整

Photoshopの色味調整機能が優秀!

まだクリスタを使い始めて日が浅いから知らないだけかもしれない。

依頼されてイラストを描いたものを提出した時に、たま~にこの色をこっちの色に変更してほしいのですが…と相談されることがある

そういうときに役立つのがフォトショの色味調整機能

この機能は直下のレイヤーすべてに適用される機能で、適用されたレイヤーすべての色味を一気に調整できるという優れもの

パーツで色味調整したいなというときは、調整したいレイヤー群をフォルダに入れて、クリッピングマスクを設定すればパーツのみの調整ができる

よってこの勝負フォトショの勝利!

反転機能

クリスタとフォトショの反転機能

レイヤーの反転機能は圧倒的にクリスタでしょう

フォトショってファイル全体でしか反転が出来ない
それに対してクリスタは、レイヤー単体での反転が可能

例えば、全身絵を描いてるときに、顔の左右のバランスが悪いなとか、胸の形がバランス悪いなとなった場合、顔、胸の部分だけをコピーしてレイヤーを創る

そのレイヤーを反転すればバランスがおかしさがすぐに確認できる

よってこの勝負クリスタの勝利!

整列機能

Photoshopの整列機能は優秀!

こちらもクリスタ歴が浅いから知らないだけかもしれない。

フォトショには整列機能っていう便利なものがある
これは、イラストを配置する時にも使えるし、テキストを配置する時にも使える

調べてみるとクリスタには整列機能がないらしい

日時計

なんでこんないい機能を
搭載させないのだろう?

よってこの勝負フォトショの勝利!

ペイントソフトシェア率

シェア率をグラフにしてみた。

イラストソフトのシェア率(日本)2023
イラストソフトのシェア率(日本)2023

国内ではクリスタとsaiが二分している

そのあとをPhotoshop、Ibis paintが追っている。

イラストソフトのシェア率(海外)2023
イラストソフトのシェア率(海外)2023

海外ではPhotoshopが圧倒的
その後を追うのがクリスタ。

次いでPainter、illustratorと続く。

シャア率国内トップということでクリスタの勝利!

どっちがいい絵!?

フォトショ

リアルな競馬のイラストサンプル1
イラスト:日時計

フォトショで描いた競馬のイラスト。

クリスタ

アーモンドアイのイラストサンプル
イラスト:日時計

クリスタで描いたイラスト。

フォトショのイラストは2019年頃描いたもので、クリスタの方は2021年頃描いたものだから単純に画力が上がっただけという見方もできるが…

私としてはクリスタの方が上手く描けてると思う

日時計

どっちが上手く見える?

クリスタの方がいい絵が描けたということでクリスタの勝利!

ペイントソフトの違い比較

スクロールできます
おすすめペイントソフト:CLIP STUDIO PAINT
CLIP STUDIO
PAINT PRO
おすすめペイントソフト:Photoshop
Photoshop
おすすめペイントソフト:Panter
Painter
価格パッケージ版
9,280円
ダウンロード版
5,000円
サブスク
480円
サブスク
1,078円
2,728円
パッケージ版
54,780円
サブスク版
2,078円
軽い
フィルター
機能
ブラシ
充実
コマ割り
テキスト
入力
ベクター
レイヤー
推奨
液晶サイズ
1,920
×
1,080
1,280
×
800
詳細詳細詳細
ペイントソフト機能比較(2023/08/04)

クリスタ、フォトショ以外のペイントソフトも比較してみた。

個人的なおすすめはPainter!
このソフト知れば知るほど素晴らしい機能を持っている。

使ったことはないけどおそらくペイントソフト史上一番アナログ感が出せるのではないか?
と思っている。

使っていて気になること

調査する

クリスタとフォトショを両方使ってる人にはとても不便なことがある

クリスタでセリフ・ナレーションのテキストを入れて保存する
次にクリスタでそのファイルを開くと当然、テキスト機能は生きててセリフの誤字脱字を見つけた時に変更が容易にできる

フォトショもそれは同様

ところが、クリスタで創ったファイルをフォトショで読み込むと、このテキストデータが画像データに変換されてしまう
だから、ソフト間移動をすることでせっかくのテキスト機能が死んでしまうのだ!

クリスタ、フォトショの開発者さん両方に伝えたい!!

どうにか、テキスト機能を生かしたままソフト間移動ができるようにしてくれ~!!!

フォトショとクリスタ 絵師が選ぶのはどっち

勝負の結果やいかに

勝敗
費用クリスタの勝利!
スペックPhotoshopの勝利!
ファイルサイズクリスタの勝利!
ファイルを開くPhotoshopの勝利!
レイヤー移動Photoshopの勝利!
保存Photoshopの勝利!
サイズ変更Photoshopの勝利!
お絵描きスペースクリスタの勝利!
ブラシ変更クリスタの勝利!
着色クリスタの勝利!
色味調整Photoshopの勝利!
反転機能クリスタの勝利!
整列機能Photoshopの勝利!
シェア率クリスタの勝利!
いい絵が描けたのは?クリスタの勝利!
15番勝負
CLIP STUDIO PAINTPhotoshop
8勝7勝

勝負の結果は……クリスタ8勝、フォトショ7勝…

日時計

クリスタの勝利!

でも、思ったより接戦だったな

フォトショから入ったせいか、両方のいい機能を使ってるからこれからも両方のソフトを使い続けるけど、これからデジタルをやる人はどっちかに絞った方がいい

これからやるとなると、Adobeはサブスクリプションしかないし

元々使ったことがないソフトの機能は知らないわけだから、それによるメリットもデメリットも分からないし

ということで、私は今後もクリスタをメインペイントソフトとして使っていくぞ!

クリスタ

9,180円(税込、2024/04/15)

クリスタ Proの使用感を知りたい人は、以下の記事でガッチリレビューしてるよ

\ クリスタ Proでイラストを描いてみた /

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Photoshop

1,078~6,480円(税込、2023/08/06)

まとめ

  • クリスタ VS フォトショの勝負は互角!
  • クリスタは買い切り・サブスクが選べる!
  • サブスクも半額以下!
  • おすすめはクリスタ!

クリスタの方が圧倒的勝利で終わるかと思ってたけど、さすがに海外ではシェア率No.1ソフト。
勝負は全くの互角だった。

ただ、クリスタの方がイラストソフトとしては優れている

あとは、自分がどんな使い方をするかで選んでね。

では、よい制作ライフを。

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使用してるイラストソフトアンケート
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