液タブの選び方をデジ絵師が伝授!
はじめまして。
デジえしべるです。
今回は、デジ絵師にとって最重要画材といっても過言ではない液タブ。
その液タブの選び方を徹底解説するよ。
普通は絵を描く視点での選び方だけど、うちは一味違って健康面からもアプローチ。
やっぱりいい絵を描くには心身ともに健康であってこそだし、絵描きの健康を守ることも私のテーマに入っているからだ。
液タブ選びを失敗するといい絵は描けないわ、ヘルニアになるわで踏んだり蹴ったりの状況になってしまうこともある。
そうならないためにデジ絵師・日時計が液タブ選びのポイントを紹介していくよ。

サイズはなるべく大きいものがいいけど
どうしても大きいサイズが置けない場合は高解像度モデルでもいい
正しい液タブの選び方を知って健康的に絵を描こう!
デジ絵師の液タブの選び方


デジえしべるは、ココナラで月40万を達成した日時計がクリエイターPC、モニター、液タブ、ペイントソフト、動画ソフトなどのデジタル画材情報を共有するサイト。
液タブメーカー、液タブでイラストを描いたら単価が1.8倍UPした話、メーカー別モデル、高解像度モデル、人気モデルのランキングなど液タブ情報満載!
大きさ別のおすすめ液タブ↓↓↓
【三万円台~】大きさ別のおすすめ液タブ30選!2023
選び方三か条
- AdobeRGB90%以上
- 22インチ以上
- スタンド必須
液タブを選ぶ時のポイントとして、私はこの三つを重視している。
一つ一つ解説していく。
AdobeRGB90%以上


デジタルカメラ、スキャナー、プリンタなどで表現できる色の範囲が異なるため、それらの色のすり合わせをするために色域が決められている。
色域は色々あるけど、液タブメーカーで使用しているのはAdobeRGB、sRGB、NTSCの三つ。
国際規格はsRGB。
AdobeRGBは、Adobeが規定しているもの。
印刷することが前提なら現時点ではsRGBが一番PC上で見たものと色味が近い。
国際規格のため、モニター、プリンタなどほとんどの機器での標準の色域となっている。
表現できる色域は、AdobeRGBの方が広いけど、採用されている規格も現時点ではそこまで多くない。
今後はAdobe勢力が拡大していくと見ているから、AdobeRGBに注目だ。
私の実体験では、PC上で自分の好みの色を着色したけど、印刷されたものが送られてきて、それを見て愕然としたことがある。
Wacomなんかも最近色域ではAdobeRGB〇〇%としか出していない。
液タブを選ぶ時は、AdobeRGB90%以上のものを選ぼう。
22インチ以上
画面サイズ


こちらは、GT-220 V2(21.5インチ)の液タブでのクリスタの配置。
ツールバーを両サイドに表示させて、なおかつ、サブビューも表示させてもお絵描きスペースは広い(正確には…広かった)。
で、Kamvas 16 2021で同じことをやってみるとホントに狭い…
だから、今はこんな感じでツールバーを右側だけに配置をしている。


ナビゲーターとレイヤーウインドウを同じ列に配置してるから、全体を見たいときにはナビゲーターを表示させて、レイヤーをイジりたいときはレイヤーウインドウを表示させている。
Huion Kamvas 16 2021のレビューを観たい人は▶ココ◀をクリック。
画面が小さいとこういうこまごました作業が増えてしまうということなのだ。
こんな細かいことと思うでしょうが、これがチリツモで一回一回の作業が一つのイラストで何百回、何千回とやるとかなり時間のロス。
高解像度=大きいサイズ


それで2022年もHuionさんがKamvas Pro16 2.5Kを提供してくれた。
このモデルは依然と同じく16インチなんだけど、解像度が2.5K。
画面の配置はGT-220 V2と同じだけど、それより画面が広くなっている。
Kamvas Pro16 2.5Kの口コミを知りたい人は▶ココ◀をクリック。
大きい方が、拡大した時に画面の大きさ分だけ拡大できるので細部の描き込みもしやすい。
良い絵というのは、細部の緻密さにかかっているといっても過言ではない。
大雑把に描きながらも細部をキメることで人の視線も集められるため、カッコいい絵だなと思わせることも可能。
また、細部を描き込んでからイラストの全体を見て確認するということも結構頻繁にするため、良い絵を描くには液タブは大きいことこそが正義なのだ!
液タブサイズは大きい方がいい絵が描けるけど、部屋が狭い、机のスペースが小さいといった場合は大きい液タブを置きたくても置けないこともあるだろう。
そんな時は、高解像度モデルを選ぼう。
スタンド必須
この項目をわかりやすく伝えるために、実際に私に起こった健康被害について話してみる。
これって肩こり?


液タブを購入して3か月たったころ、肩に痛みが…
過去に二回激しい肩こりに襲われたことがあるけど数日で痛みが引いた。
ところが今回は痛みがまったく引かない。
それどころか日にちが立つごとに痛みが増していき肩だけじゃなく肘まで痛くなっていき、夜には右腕が痺れてきた。
〇〇一歩手前


普段は病院が大嫌いだから行かないんだけど、どうしても自分で対処できる範囲を超えていたため病院に行った。
病院でレントゲンを撮ったりなんだりして判明したことは…


こんな感じで首の骨が変形して尖ってきていた。
なんと…首のヘルニア一歩手前だったのだ…
病院に行ったとき色いろ質問をして原因を突き止めた。


作業中ずっと前傾姿勢で作業していたことが原因だった。
この液タブの首のヘルニアの詳しい状況は以下の記事で詳しく話しているから、興味のある人は読んでみてね。
液タブはスタンド付属のものを選ぶべし!


- 背筋を伸ばす
- 骨盤を立てる
- 骨盤に垂直に上半身を立てる
- 地面に足がつく
- 肘を机の上に置く
この五つのポイントを押さえた姿勢が私が考える”理想的な作業姿勢”
高くまで調節できるスタンドがついているならそれでもいいけど、若干上がる程度のスタンドだと集中すると前のめりになっちゃうから、結構な角度にできるようなスタンドは少々高くても液タブと一緒に購入しよう。
スタンドって、Wacomは前から仰々しい高額なスタンドがあったけど、中華液タブはスタンドまでセットだったけど、Huionも仰々しい高額なスタンドになりつつある。
だから、一番安く大きい液タブを使いたいならXP-penになるのかな。
液タブに必要なスペック
パーツ | 性能 |
---|---|
CPU | Core i5~ |
メモリ | 8GB~ |
グラボ | GeForce GTX 1050 4GB~ |
上記が液タブを使用するうえで最低限必要なスペック。
液タブを使うにはペイントソフトが必要。
だから、正確にはペイントソフトが正常に動作するのに必要なスペックとなる。
パーツ | 性能 | |
---|---|---|
CPU | intel Core i3 8世代(8,000番台) i5 6世代(6,000番台) i7 4世代(4,000番台) | Ryzen3 3世代(3,000番台) |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | 240GB SSD | |
グラボ | GeForce GTX1050~ |
最近のBTOメーカーのクリエイターPCならスペックの心配をしなくていい。
問題なのは、以前から使用しているパソコンが購入から何年経っているか、元々搭載しているスペックが液タブ、ペイントソフトの仕様に耐えられるかというところ。
それなりのスペックを積んだパソコンはホントにノーストレスで作業ができる。
デジ絵師が絵を描くのに必要なスペックをもう少し知りたい人は、以下の記事で、必要なスペック早見表、各パーツの役割、各種ソフトのスペック、PC相場などを詳しく解説しているよ。
無印とProの違い
![]() ![]() |
![]() ![]() Artist Pro16 | |
---|---|---|
値段 | 18万円位 | 50,000円位 |
解像度 | 3,840px × 2,160px 4K | 1,980px × 1,080px フルHD |
色域 | AdobeRGB98% |
AdobeRGB90%
sRGB133% NTSC94% |
応答 速度 | 30ms | 14ms |
タッチ 機能 | ◎ | × |
ショート カットキー | なし | 8+1 |
発売日 | 2021/11/05 | 2020/05/28 |
わかりやすく国産の世界シェアNo.1のWacomとXP-Penの液タブを比較してみる。
比べてみるとWacomの方が全体的な性能がいい。
- 画面サイズ
- 色域の広さ
- 応答速度
メーカーによっても変わってくるけど、大雑把にまとめると上記の三つが大きく違う点。
もっと詳しく無印とProの違いを知りたい人は、以下の記事で、Wacom、Huion、XP-Pen、Artisulの違い、13、16,24インチの比較などメーカーごとの違いを徹底解説してるよ。
液タブの選び方解説後のおすすめモデル
高解像度モデルTOP3!
第3位 Wacom Cintiq Pro 27


品名 | Wacom Cintiq Pro 27 |
---|---|
国 | 日本 生産は中国? |
インチ | 26.9インチ |
サイズ | 63.8㎝ × 37.9㎝ × 3.1㎝ |
解像度 | 3,840px × 2,160px 4K |
色域 | AdobeRGB98% |
応答速度 | 10ms |
接続 | HDMI DisplayPort USB USB-C |
備考 | タッチ機能有 充電不要ペン(Wacom Pro Pen 3) HDR |
取扱日 | 2022年9月28日 |



HDRは画面を明るくする機能
第2位 Wacom Cintiq Pro 24


品名 | Wacom Cintiq Pro 24 |
---|---|
国 | 日本 生産は中国? |
インチ | 23.6インチ |
サイズ | 67.7㎝ × 39.4㎝ × 4.7㎝ |
解像度 | 3,840px × 2,160px 4K |
色域 | AdobeRGB99% |
応答速度 | 14ms |
接続 | HDMI DisplayPort Mini DisplayPort USB-C |
備考 | タッチ機能有 充電不要ペン(Wacom Pro Pen 2) |
取扱日 | 2018年8月22日 |
第1位 Huion Kamvas Pro 24 4K


品名 | Huion Kamvas Pro24 4K |
---|---|
国 | 中国 |
インチ | 23.8インチ |
サイズ | 58.9㎝ × 36.4㎝ × 2.3㎝ |
解像度 | 3,840px × 2,160px 4K |
色域 |
AdobeRGB102% sRGB140% NTSC98% |
応答速度 | 10ms |
接続 | HDMI DisplayPort USB-C |
備考 | 充電不要ペン(PW507) スタンド付属 ミニキーボード付属 |
取扱日 | 2021年9月7日 |
もっと高解像度モデルを見たい人は、以下の記事で趣味向け、プロ向けモデルを紹介してるよ。
2.5K~4Kの高解像度の液タブランキング↓↓↓


22インチ周辺TOP3!
第3位 XP-Pen Artist24 2.5K


品名 | Artist24 |
---|---|
販売元 | XP-Pen |
国 | 中国 |
インチ | 23.8インチ |
サイズ | 59㎝ × 36.1㎝ × 3.4㎝ |
解像度 | 2,560px × 1,440px 2.5K |
色域 | AdobeRGB94% sRGB127% NTSC90% |
応答速度 | 14ms |
接続 | HDMI USB-C |
備考 | ショートカットキー10+1 充電不要ペン(PA6) スタンド付属 |
取扱日 | 2021年7月21日 |
第2位 Wacom Cintiq Pro 24 4K


品名 | Cintiq Pro 24 |
---|---|
販売元 | Wacom |
国 | 日本 生産は中国? |
インチ | 23.6インチ |
サイズ | 67.7㎝ × 39.4㎝ × 4.7㎝ |
解像度 | 3,840px × 2,160px 4K |
色域 | AdobeRGB99% |
応答速度 | 14ms |
接続 | HDMI DisplayPort Mini DisplayPort USB-C |
備考 | タッチ機能(あり/なし) 充電不要ペン(Wacom Pro Pen 2) |
取扱日 | 2018年8月22日 |



タッチモデルは画面を手で触ってズームなどができるもの
ペンモデルはタッチ機能がないモノ
第1位 Huion Kamvas Pro 24


品名 | Kamvas Pro24 |
---|---|
販売元 | Huion |
国 | 中国 |
インチ | 23.8インチ |
サイズ | 43.6㎝ × 24.7㎝ × 1.2㎝ |
解像度 | 3,840px × 2,160px 4K |
色域 |
AdobeRGB102% sRGB140% NTSC98% |
応答速度 | 10ms |
接続 | HDMI DisplayPort USB-C |
備考 | 充電不要ペン(PW507) スタンド付属 ミニキーボード付属 |
取扱日 | 2021年9月7日 |
22インチ~のおすすめ液タブを知りたい人は、以下の記事で詳しく解説してるよ。
\ 22インチ~液タブランキング /


まとめ
- 三つのポイントで液タブを選ぶ!
- スタンドで身体の健康維持!
- 値段の違いは性能の違い!
自分に合った液タブは見つかりましたでしょうか。
ホントにスタンドだけは必須だからそれだけは覚えておいて。
では、よい制作ライフを。
コメント