ガラスの仮面を読んだ人の認識は北島マヤは天才、姫川亜弓は努力家。
先日姫川亜弓は努力家か、天才かを検証の記事で検証した。
↓↓↓姫川亜弓は天才?努力家?についての検証記事

今回は北島マヤは本当に天才なのかも検証する。
北島マヤの持つ天才要素
このEdecooでは以前、天才と努力についての考察記事を書いた

- 驚異的な集中力の証・努力遺伝子
- 才能がなければ上達には限界がある
これに照らし合わせて考えていく。
驚異的な集中力の証・努力遺伝子
北島マヤの抜群の記憶力
台本は1時間半もあれば記憶でき、芝居は一回観ればセリフ、動きなどは完璧に覚えてしまうという抜群の記憶力を持つ。
演劇・ドラマ・映画は目に入ると、食事中だろうが、出前の途中だろうが、デートの最中であろうが全てのことを忘れえて魅入ってしまう。

この脅威の集中力こそ、北島マヤの最大の武器といえるかもしれない
演技のためには何でもやる
奇跡の人のヘレンという役を掴むために包帯で目を隠し、自身もケガをし、部屋もこんな感じ。

集中力がなければ何日もに渡っての稽古はできない
北島マヤは舞台あらし?
演技には光るものを感じながらも、もうマヤは起用しないという決断を下す大御所女優・原田菊子。
それは、マヤの才能を恐れたためだった。
原田がマヤにつけた異名が”舞台あらし”。
漫画の中では何度も舞台あらしのエピソードが語られるようになる。
48巻の41Pで演出家・黒沼がこんなことを言っている。
”北島の唯一の欠点は役になりきってしまい、相手の役者がそれにひきずられて自分を見失ってしまうことだ”
役に入り込むあまり、自分ひとりで演技をしてしまい勝ちなマヤ。

自分の役に集中してしまうあまり周りのことが目に入らなかった役者人生の初期
その後は、月影千草の特訓により人の芝居に合わせることを習得した
才能がなければ上達には限界がある
舞台度胸
漫画の中のあらゆるところで語られる舞台度胸。
これは、マヤがもつ最大の武器である。

演劇をやる上で、絶対に必要な舞台度胸
何が起ころうが、力技で舞台を成立させてしまう役者には絶対に必要な才能
かなり初期の頃から姫川亜弓と互角の闘いを見せていたということは先天的に持っている才能でしょう
北島マヤの絶妙の間の取り方
栄進座で、マヤに役を取られた役者が復讐に人形の首が取れてしまうように細工。
それに気づかないマヤは舞台でその人形を抱いてると首が取れてしまう…
が、持ち前の舞台度胸と絶妙の間で無事乗り切る。

多くの役者が見につけたいとは思っても、この間というものは後天的に身に着けるには限度がありそう
大衆をひきつける何か
"あの子には大衆をひきつける天性の何かがある"(姫川亜弓)
"なにか不思議と人をひきつけるものがある"
"緊張と緩和…それを生み出す役者は注目を集める…!
本能でそれを知っている"(月影千草)
マヤの演技を観るモノは、何かしらの天性を感じている。
観客の目・呼吸を捉えている
"観客の目というものを知ってやがる…!"(掘田太一)
全日本演劇コンクールの審査結果の発表の際、観客席で転んでしまい観客の注目が集まってしまう。
そこでお辞儀をすると観客がドッと沸いた。
"ただおじぎをしただけで観客の注目を一身に集めるなんて…
みごとに観客の呼吸をとらえていた…"(姫川亜弓)

教えられるまでもなく、持って生まれた才能
舞台の本質を捉えている
"もうしっかり舞台の本質を掴んでいるじゃないか…!
なんという天性"(青木麗)
これは、よく分からないけど、本番前の役者は不安になったり、トイレに何回も言ったり落ち着かないのに、マヤは本番前、役を楽しむような気持ちでいるから?
北島マヤのその他の才能
気持ちの切り替えが早い
演劇で全国大会に出場した劇団・つきかげ。
小野寺は策略でマヤ以外の劇団員たちを引き離し、舞台に立てないようにした。
それでも諦めきれないマヤは1人で舞台をやることを決意し2時間弱の舞台を乗り切り、一般投票で1位に選ばれるという快挙を成し遂げる。

ここぞというときの度胸は目を見張るものがある
北島マヤを天才と語る第三者
”姫川亜弓すら一目おく子…!
天才だったんだわ あの子…!”(乙部のりえ)
”北島マヤ…
あの子は天才よ…!”(月影千草)
”私は努力して人のいう”天才”になっていたにすぎないわ…!
ほんとうの天才は…北島マヤ あの子…!”(姫川亜弓)
”本物だよ。本物の紅天女だ
そうだよ。そいつができるのは北島マヤしかいない…!
もしかして月影千草先生もそれを見抜いていたのかもしれん。
だからあの子を候補にしたのだろう”(黒沼龍三)
”だがあの娘…北島マヤは想像もつかん
とてつもない大女優になっているか
人生に失敗して消え去っているか…
あの娘が天才だからじゃよ”(速水英介)
やっぱり天才?北島マヤ
→驚異的な集中力の証・努力遺伝子
- 夢中になると全てを忘れて没頭してしまう
- 芝居の台本は1時間半もあれば覚えられる
- 一度観た芝居のセリフ・動きは完璧に記憶
- 役になってしまう

この役になりきってしまうというのは、まさに天性の女優というべき才能だといえる
→才能がなければ上達には限界がある
- 緊張と緩和
- 間の取り方観客の目・呼吸を捉えている
- 舞台の本質を掴んでいる
- 人をひきつける不思議な魅力

この中のどれも月影千草に教わるまでもなく産まれ持っていた
以上が漫画の中から伝わってくる北島マヤの天才性。
現実世界の中での天才かどうかははっきりいうと不明。
でも、作者・美内すずえの作り出した世界観の中での天才の定義がしっかりしているから、読者の目には”北島マヤは天才だ!”と写る。
結果、北島マヤはガラスの仮面という世界の中では
比類なき天才である!
北島マヤの天才検証まとめ
まだ、天才についての充分な知識がないため、現実世界に当てはめてみて天才かどうかは不明。
現実世界に当てはめてみると、天才である要素の多くを持つ姫川亜弓の方が天才である。
一方、北島マヤはガラスの仮面という世界観の中では比類なき天才である。
漫画というのは、作者の作り出す世界観にいかに読者を引き込めるかが大きい。
この世界観を作り出したガラスの仮面こそが最強の漫画である!!
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