漫画家としての才能チェック!
はじめまして。
えでくーです。
漫画家を目指している皆さん悩んでいませんか?
その悩みわかる。
自分も通ってきた道だから。
漫画家の才能って
というものが必要だと思う。
漫画家って、絵の仕事だから絵が上手くないと漫画家になれないって思ってる人も多いと思うけどそんなことはない。
漫画は絵じゃない!
カイジの人って絵は上手いですか?
ドラゴン桜の人の絵は上手いですか?
うまっ…とはならないでしょう?
魅力ある絵、その人にしか描けない絵は受け入れられるまでに時間はかかるけど、見慣れてしまえば中毒性があるから求められるようになってくる。
一番重要なのは話を創る能力。
これに尽きる。
ただ、今は海外の漫画のように分業化も進んでるから、話を創るのは原作者だから、ひたすら自分の絵を磨けばいい。
たった五つの質問で漫画家の才能を計れる
テストを作ったよ!
といっても、これがすべてではないからね。
漫画家才能テストで道を切り開く
えでくーでは、ココナラで月40万を達成した日時計が、今までの経験から絵で稼ぐ方法、漫画賞情報、漫画界について思ってること、豆知識を共有するサイト。
漫画家才能テスト
どうだった?
最後に出てきた絵の職業が向いてる職業となる。
これから、10年に上商業誌で漫画を描いてきた日時計が、漫画になるために必要なことを解説していく。
ホントの漫画家適正を確かめる方法
漫画って思ってる以上に精神的にキツい作業。
漫画って、とにかく作業量がハンパない。
- プロット
- ネーム
- 下描き
- ペン入れ
- 仕上げ
これが漫画を描く作業の流れ。
漫画ってとにかく自分の原稿と長時間格闘することになる。
本格的に絵を入れていく下描き、ペン入れ、仕上げと自分の描いた絵を何度も、何度も何度も見ながら作業を続けていく。
とにかく、もくもくと、コツコツと地味な作業の繰り返し。
自分の絵を何度も観ることになるから、世間的にどんなに絵が上手いと言われている漫画家でも(おそらく)自分の絵が上手く見えなくなってくる。
たまにビックリするほど上手く描けたときは
自分天才!って思うこともある
だから、こういう地味な作業が性格的に合わないなら、漫画家には向かない。
ひとつ、自分に漫画家の適性があるかどうか確かめられる方法がある。
それは、漫画を一作仕上げること。
何人もの漫画家志望者を見てきた私が思うこと。
漫画を一作でも仕上げられる志望者は、ビックリするほど少ないビックリする事実。
だから、自分の適性を知りたいなら最低でも20ページくらいの漫画を仕上げてみよう。
デビューへの道のり
漫画家になりたい人は、体感ではだいぶ減ってきたと思うけど、やっぱり漫画読んでる側からすると華やかに見えるから“自分もこうなりたい!”って思う人も一定数いると思う。
だから、これから、漫画家になりたいと思ってる人にむけて、私が今まで体験してきたことを元に記事を書いていくから、参考にして欲しい。
漫画賞に応募!
まず漫画家になりたいと思ったときに一番考えるのがこれだと思う。
漫画賞に応募する。
王道の一番の近道。
お金をもらって漫画を描いたことがないときって、デビューまでの道のりが果てしなく感じると思うけど、はっきり言ってしまえばよほど才能がないでもなければ、意外と“連載もらえた…”っていう感じでそこまで遠くない。
とはいえ、やっぱり、大手三社、集英社、講談社、小学館は目指す人も多いからデビューまでの道のりはかなり困難。
自分の知り合いの人だと、ちばてつや賞かなんかで準大賞を獲った人もデビューまで3年くらいかかったかなぁ。
簡単に言うと
雑誌を選ばなければデビューはできる
どんな漫画賞があるのか知りたい人は、以下の記事で、月別漫画賞リスト、月例賞、カテゴリ別漫画賞まとめ、おすすめ漫画賞ランキングについてまとめてるよ。
専門学校に行く!
個人的には、専門学校に行くより通いのアシスタントになった方がリアルに体験ができて、すぐに使える小技とかも知れるから、“漫画家になりたいならアシスタントをやるのがいいよ”と思う。
でも、専門学校にむく資質というかタイプの人間もいる。
専門学校に通った方がいいタイプは、競争心が強く、最短距離でデビューしたい人。
うちにアシスタントに来た人の中にも代アニ出身者もいたり、代アニに求人募集の応募を出してたりした身としては、専門学校で一番のメリットはライバルと見つけられるということ。
やっぱり人間って弱いから、一人だとどうしても怠け心が勝ってしまう。
そんな時に、励みになるのがライバルの存在。
同じクラスにいる人でも、担当がついたとか、奨励賞もらったとかって話を聞くとものすごい焦ると思う。
この“焦り”ってやる気への着火剤だから、とても重要。
負けん気が強い人は専門学校に行った方が漫画家への近道。
専門学校についてもう少し知りたい人は、以下の記事で、専門学校に向く人・向かない人、専門学校紹介、費用比較、口コミ、おすすめポイント、おすすめ専門学校ランキングなどを詳細に解説してるから検討材料にして欲しい。
海外でデビュー!
武田登竜門先生(「BADDUCKS」、「あと一歩、そばに来て」)の新作「DOGA」が5月2日にフランスで発売されます💥💥💥
— Kim_Ki-oon (@Kim_Ki_oon) February 22, 2024
最高のコンビの旅が始まります!
日本語版はWebアクションで絶賛連載中〜
ぜひご一読を!https://t.co/5JYrbUbACg#武田登竜門#ドガ#DOGA#ToryumonTakeda https://t.co/NDinil4FPd
漫画を描いて生活できるだけ稼げるって、おそらく日本だと思う。
日本について、漫画文化があるのはフランス、アメリカ。
今回はフランスの出版社ki-oon(キューン)を紹介する。
ki-oonは、新興出版社として厳しい状況下にあった。
自分たちが生き残るには全く新しいことをやるしかないと決意。
それが
"日本の作家とゼロから作品を創ること!"
だった
そんな取り組みから生まれたのが、たきざきまみや氏の“Element Line”や筒井哲也の“Duds Hunt”だった。
この取り組みが功を奏し、日本の出版社と取引を開始。
その後、ki-oonはフランスの巨大な出版社と同じ土俵で戦える漫画出版社として成長を遂げた。
海外デビューへの近道は
このki-oonへの持ち込みだ!
ki-oonについてもう少し知りたい人は、以下の記事で、海外から漫画家を逆輸入、海外漫画フェスタ、ki-oonとの漫画制作に興味がある人へなど詳細に解説しているから、海外デビューしたいなら必見!
投稿・持込で次に備える!
漫画家になりたい人がまず思いつくのが漫画賞。
もう一つが、この投稿、持込。
今は各社ともちゃんと雑誌の発行部数を出す出版社が少なくなっているためデータは古いけど、メジャー、二流、三流あたりの雑誌の発行部数を調べた。
先ほどは、雑誌を選ばなければデビューはできるといったことと反対のことを言う。
やっぱりデビューって大切だから、時間はかかっても大きい出版社、有名な雑誌を目指した方が後々有利になる。
持ち込んだ先でも、”あぁこの雑誌で連載したことがあるんだ”ということが編集者側にとっても企画が通りやすくなる。
だから、目指すなら自分が好きな漫画がある雑誌、出版社がいい。
といいつつ、私の考えとしては優れた作品はどこで連載していてもいづれ世に出てくるとも考えている。
有名雑誌だとそれが早いだけ。
漫画家生命を長引かせたいなら
メジャー誌をひたすら目指すべし!
マイナー雑誌でデビューを目指す場合は、休刊・廃刊しなさそう。
少なくとも5、6年は雑誌が存続するかどうかをみて投稿、持込先を検討した方がいい。
漫画の投稿先の雑誌の選び方をもう少し知りたい人は、以下の記事で、漫画家になりたいならメジャー誌を目指せ!、デビューへの近道、雑誌選びのじゅうようせい、マイナー誌ではヒットしない?、雑誌の発行部数、国民的ヒットを持つ雑誌、狙うべき漫画雑誌について詳しく解説してるから、志望者必見!
海外で漫画の仕事を得るには
私は実は、海外の漫画の仕事をしたことがある。
どれも有名ではないものだけど、アメリカ、中国。
上記のイラストは中国の四川省でカフェを営んでるオーナーのサイトで公開する4コマ漫画。
この漫画の流れで、間に入ってくれてる中国時から知人のサロンのロゴ、キャラを作ってもらえないかと相談されたことがある。
でこちらの費用を伝えたところ、中国では1/3位の費用感という話をしていた。
だから、中国では漫画文化はあるけど、生活できるほどの報酬は得られない。
日本人唯一のアメコミ作家・ミサコ・ロックス氏、フランスki-oonの筒井哲也氏、日本人唯一のバンドデシネ(日本でいう漫画)・オオシマヒロユキ氏。
以前やっていた民泊で出会った外人と話したり、海外漫画フェスタの編集さんと話したりした感じ、絵で食っていくことができる国ってそう多くはなくて、日本、フランス、アメリカの三国。
だから、漫画、イラストで海外で生計を立てたいとなったときの選択肢は、フランスとアメリカ。
以下の記事で、海外の漫画史上、仕事の実体験、海外で仕事をするための3ポイントについて詳しく書いてるから海外で仕事をしたいなら是非参考にしてほしい。
漫画家の才能の向こう側
ここからは、具体的にどうすればいいかの話をしていく。
アナログかデジタルかどっち?
漫画家になるのに年齢は重要?
絵が下手だと凹むのは上手くなるための必須思考。
絵が遅筆なのは致命的弱点。
スタート!
アナログかデジタルかどっち?
この見開きはアナログとデジタルどっちでしょう?
正解はアナログでした。
これから漫画を描くのにどっちがいいかなって考えてる?
自分の時は、考えるまでもなくアナログで漫画を描くしかなかったからアナログで始めたけど。
アナログもデジタルもやってきたから、私なりに答えを出してみる。
簡単に分けるとこんな感じ。
アナログ楽しい!
アナログのいい点は描いてる!っていう感覚があること。
特に好きだったのはベタ作業。
好きだから、1枚の原稿が終わったらベタを入れて~なんてやらないで全部の原稿のペン入れが終わってから、楽しみでベタを入れるというやり方をしていた。
たまにペン入れに飽きたらベタでリフレッシュとかそんな感じでベタは、フードファイターでいう味変ってヤツだ。
それと、デジタルでも思うことはあるんだけど、アナログで良い絵が描けたときって脳内麻薬が出まくってるから、“自分って天才だったんだ!”って心底思えるっていうか、こういうのもすごく楽しい!!
でも、楽しいことばかりじゃなくて、苦痛なことも多い。
消しゴムかけがキツい…、コツコツ作業がしんどい…、スクリーントーン貼りがダルい…
この3つの作業がハンパなくイヤだったなぁ。
デジタルは楽!
デジタルは誰もが言う事だけど、やり直しが利くというところが最大のメリット!
上述したように、修正があっても、デジタルだとちゃんとレイヤー分けをしていればピンポイントの修正だけで済むところはホントに助かる!!!
アナログだったら…どうやって修正してたろう…?
白い紙を原稿に貼ってたかなぁ?
なんにしろ、修正が簡単っていうのはデジタルの大きなメリット。
そして、着色技術が上がる!
アナログでも技術は上がるんだろうけど…
って考えてたらやっぱりアナログの方が単純な技術っていう点では高いのかもしれないな。
ここまでは、デジタルのいい面、ということはもちろん悪い面もある。
それは、保存し忘れ、ソフトが強制終了で保存してなかったときは最低でも数時間は手が付けられないほど凹む……
これはホントにツラい。
まぁ絵だけじゃないかな。
結論
私の結論はデジタルがおすすめ!
まだ漫画を描いたことがなくて、これから描くならデジタルで始めた方がいい。
とはいえ、これから漫画とかイラストはデジタル作品が主流になる。
そうなると、ないものねだりでアナログが求められる時代も来ると思う。
だから、“この人しかいない”になりたいならアナログ
特にこだわりがないならデジタル
漫画家になるのに年齢は重要?
漫画家になるのに年齢は気になるところ。
私がデビューしたのは27歳の時。
漫画家になるのに身近に漫画家もいないし情報はネットで得るしかない。
ネットだと、年齢はネックという意見もよく見る。
漫画家になるのに年齢は”若い方が有利”ということは確か。
年齢が上がるにつれて、自分というものが確立していくし、人の意見にいちいち左右されなくなる。
これが、結構ネックかなと思う。
でも、漫画って少年誌といっても読んでいるのは子供な訳ではない。
というか、今エンターテイメントがたくさんあるから、漫画を読む子供は結構減っていると思う。
だから、今にして思うと、“漫画って暇つぶしの道具”なんだなって思ってる。
電車に乗ってても、ジャンプ、マガジンとか漫画雑誌を持ってる人はあまり見ないでしょ?
そういうことだ。
だからターゲットもそれなりに上の層になっているから、面白いものが描ければ年齢はそこまで関係ない。
漫画家になるためにやるべきことについて詳しく知りたい人は、以下の記事で、絵が上手くないといけない?、専門学校は行くべき?、漫画家になる確率を下げているモノ、漫画家になるために必要な3つのポイントについて詳細に解説してるから、参考にして欲しい。
漫画家の未来
漫画を描いていてずっと仕事が亡くなった漫画家ってどうしてるんですか?と、知人の漫画家に聞いたことがある。
ここでは一人話してみる。
とてつもなく絵が上手いから、自分としてはずっと手伝ってもらいたいと思っていた。
絵が上手いし、紹介してくれた人に聞いてみると、結構年配らしい。
でも、絵が古くない。
初めて頼んだ時ものすごく絵が上手い!
メインになってほしい!って思って、次にお願いした時になんか、ここは何cmですか?ってしつこく聞かれて、いやわからないから、B4の1/4でいいですって伝えても“それじゃわからない。ちゃんとサイズを教えてくれ”といわれて。
う~ん…
メンドくせぇなぁと思って以来背景をお願いしていない。
どんなに仕事ができても面倒な人とはやり取りしたくない。
その時間が無駄だしと思って数年後、紹介してくれた人のツイッターをたまたま見てたら地元に帰ったと話していた。
今何してるんだろう。
漫画家だった人が地元に帰る人が多い。
多分、仕事がなくなってきて自立できないから実家に帰っているのだろう。
漫画家なんか不安定な職業だから、色々先のことを考えて動いていかないといけない。
この記事を読んでいるこれから漫画家になろうと思っている人たちも、漫画家になりたい!と強く思うなら後悔しないように“本気で取り組もう”
漫画家って仕事なくなったらどうしてるの?と気になる人は、以下の記事で、漫画家の末路、漫画家のその後、はじめが肝心、屈辱的な仕事について詳しく書いているから、気になる人は読んでみてね。
まとめ
漫画家になりたい人の参考になれば嬉しい。
幸あれ!
漫画家志望者、漫画界を盛り上げるために頑張るえでくーでした。
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