漫画家志望者が意識する三つのこと!
はじめまして。
えでくーです。
漫画家になりたい時にまず知りたいことは、”何をすればいいか”ということ。
漫画家志望者がまずやらなければいけないことをまとめると
上記のようなことになる。
私はアシスタントに来てくれた子たちを見てて思うこと、漫画家志望なのに漫画を描かない!ということ。
これは、みんなが思うより多い。
というか、これができなくて漫画家を諦める人間が多い。
まぁ、それだけ本気じゃないってことの表れかもしれないけど…
本気で漫画家になりたいならまずは漫画を一作仕上げること!
話はそれから。
その後に、どうすればデビューできるか、何が一番近道なのかを考える。
そうすれば、そのうち自分の道が見えてくる。
私が通ってきた道とは
違う道を進んだ方が良い!
私の実体験、多くの漫画家志望者を見て思うことを共有していく。
漫画家志望者の心得
えでくーは、週刊、月刊連載に企業案件をこなしてきた漫画歴10年以上の日時計が思う、漫画家のなり方、絵描きとしての心得、絵で稼ぐ方法など絵描き向け情報を発信しているサイト。
自分は漫画家に向いているのか!?を、簡単なYesNOチャートで自分の漫画家適性が調べられる!!漫画家の営業方法、漫画家の末路、海外デビューするための道のりなど、漫画家志望者情報まとめはコチラ!
志望者が抑えるべき三つのこと
漫画家志望者に伝えたいのはこの三つ。
では一つ一つ解説していこうと思う。
雑誌の選び方は重要!
自分も商業誌でやってた時はもっと一流誌に行きたいなと思ってたから、雑誌を選ぶなんて考えたこともないし、そもそもジャンプ、マガジン以外は買ったこともないし、この重要性を考えていなかった。
でも、自分が目指す雑誌はちゃんと吟味した方がいい。
やっぱり、雑誌によって狙ってる年齢も違えば、趣向も違う。
わかりやすく言うと、今までジャンプを読んできた漫画家志望者が女性向けのBL(ボーイズラブ)とか百合系の雑誌で採用されるかといえば確率は低い。
絵柄も違うし、多分趣向違うし。
私の経験で一つ話すと、連載が終わるってなった時に他に仕事しないと思って、色々な雑誌にそれまで描いてきた漫画のサンプルを送って、返信があったところに原稿を持って行ってみてもらったいい返事をもらえた。
いいものがあれば是非読み切り、連載をっていう。
色んな雑誌があったけどわかりやすくレディース系の話をする。
ネームを描いては送って、描いては送ってをしていたけどまったく通らない。
編集部に行ったときにもらった雑誌を読んでそういう方向で描いてもダメ。
何が原因かわからないから、送るのを止めた。
自分は以前から漫画家仲間と無料で手伝い合う同盟を結んでいる子のところに原稿を手伝いに行ったときにこういう話を聞いた。
その子は、青年誌系でデビューして仕事がなくなったからレディース系雑誌に持ち込んで、今ではレディース系の漫画を描いている。
レディース漫画は物語の構成が違うから、最初は全ボツだった
最後には私、泣いて編集と話してたもん
だから、自分の好み、やりたいこと、好きなことに合う雑誌が一番自分を認めてくれるということ。
とはいって、編集部ではそういう方向性でも、各々編集さんによっても考え方は違うし好みも違うから、細かく突き詰めていくと答えはないけど。
編集部単位で捉えるとそういう話。
漫画雑誌の選び方についてもっと知りたい人は、以下の記事で、漫画家になりたいならメジャー誌を目指せ!、デビューへの近道、重要な雑誌選び、マイナー誌ではヒットしない?、漫画雑誌の発行部数、狙うべき漫画雑誌などを考察したから、志望者必見!
投稿先の漫画雑誌選びの重要性を説く!↓↓↓
【悲報】投稿先の漫画雑誌選びに失敗すると一生を左右する!
雑誌の選び方
ドラえもんとか、ポケモンとかが好きだったらコロコロとか児童誌。
漫画雑誌の中で一番多いのがこの少年誌のジャンル。
沢山雑誌があるから自分に合ったものも見つけやすい。
ファンタジーが好きなら、ジャンプ、ガンガン、KADOKAWA系。
現実的な話が好きならマガジン。
日常を描きたいならサンデーとか。
現実的なリアルな話を描きたいなら青年誌。
おじさんむけの漫画を描きたいなら、ビッグコミック、ゴラクとか。
恋愛が大好きなら少女漫画。
変で誰にも受け入れられないな…って思うならアックスとか太田出版とか。
全ての雑誌を読むのは大変そうだから、ネットでそれぞれの雑誌の特徴を調べて合いそうなら実際に買って読んでみる。
これをすることで自分の趣向に合った雑誌が見つかる。
えでくーでは、漫画賞の情報もまとめている。
少年誌~BL、百合系、成年誌など。
漫画賞情報を知りたい人は以下ので漫画賞のリンクを貼ってるから参考にどうぞ。
漫画賞情報!↓↓↓
漫画賞の情報を網羅!
漫画家は稼げない!
漫画家って一部のヒットしてる漫画家は稼げるけど、大半は稼げない。
漫画家の原稿料ってアシスタント代って言われるほど原稿料って大きな額ではない。
だから、デビューしたてっていうのは本当に金がなくてしょっちゅう困っているような状況。
ただ、仕事を選ばず請けていれば食ってはいける。
この仕事は選ばずというのは、仕事が多くなることを意味する。
そうなると遅筆ではそれだけの仕事量をこなしていけない。
が、生活のためにはやるしかない。
だから、寝る間も惜しんでやるとかそういうことになってくるけどそれはおすすめしない。
身体に無理をさせることだからだ。
まず、遅筆というところを少しでも早くしていかないといけなくなる。
手の遅さを改善
処理をパターン化する
こういうときはこうするというのをある程度パターン化することで、考えながら描くということを減らせるため手が速くなる。
次の動作につなげる動きをする
例えば下描きする時に間違えると消しゴムを使う。
普通ペンは利き腕にもって、間違えた時消しゴムも利き腕で消すと思う。
消しゴムは利き腕じゃない方で消すと利き腕のペンは話さなくてもいいから
消し終わった後すぐにペン仕事がはじめられる
勢いよく線を引く
手が遅い人って、多分丁寧に描けばキレイな線が引けると思ってるような気がするけどこれは間違い。
手って、微妙に揺れているし、遅いとその揺れが大きく線に作用してくる。
だから、線を引くときはペンを軽く持ってシュッと勢いをつけて描くように自分に癖づける。
こうすることで、時間のかかっていたペン入れも改善できるし、線のブレたところをホワイトしていた作業もなくなるため作業が効率化できる。
手の速さについてもう少し知りたい人は、以下の記事で、手が遅い人の特徴、手が速い人の特徴、改善策3ステップなどを詳しく解説してるから、手が遅いなら是非見て実践してほしい。
遅筆な絵描きさんの改善策!↓↓↓
遅筆な絵描きさんに知ってもらいたい改善策3STEP!
近道はない!
漫画家に近道なんてない!
才能豊かな人は、努力なんてほとんどしなくても漫画家になっている人もいるだろうけどそんな人間ばかりではない。
だから、話作りができないなら話の作り方を勉強する。
絵がもっとうまくなりたいなら絵をどんどん描いて技術を磨いていくなど、他の人より努力をしていかないといけない。
近道は全くない訳ではなく
昔からある道を通るのが近道
アシスタントをやって現場の空気感、漫画家はどんな作業量をこなしているのか、どんなことを考えて仕事をしているのかなど勉強になることは盛り沢山。
私自身は、専門学校に行くより、漫画家になるにはアシスタントをやる方が近道だと思っている。
でも、専門学校が合うタイプもいたりする。
競争心が強く、最短距離でデビューしたい!
こんな思いがある人は専門学校は向いている。
専門学校の一番のメリットは、ライバルを見つけられるということ。
ライバルが、担当がついた、賞を獲った、デビューしたって話を身近な人から聞くと焦るでしょう。
この焦りが、着火点となって自分のやる気にスイッチが入って“ナニカ”を掴めるきっかけとなってくる。
絵の仕事をする危険性
絵の仕事をしながら持込、投稿作品を描くというやり方もある。
でも、私はそのやり方は漫画家になりたい!っていう方向性を考えると少し危ないなと思っている。
普通に考えたら、漫画でもイラストでも絵を描くんだから上手くなりながらお金がもらえるから、バイトとかしなくてもいいと考える人も多いと思う。
絵でお金をもらうっていうのは昔は、ネットがそこまで普及してなかったり、クラウドソーシングなんてものがなかったから、編集部だったり絵関係の知人からの紹介で仕事をするしか方法がなかった。
その一方で、今は絵の仕事を探すなら検索すれば選ばなければどんな仕事でもあると思う。
それこそ、クラウドソーシングサイトなんかだと月10万、20万稼げてしまうときもあったりする。
そうなると、そこで“絵で生活する”という体験が出てきてしまうため、元々の“漫画家になりたい!”という夢とか目標が薄らいでいく可能性もある。
それに、漫画ってやっぱり自分の好きなもの、内面からあふれ出てくるもの、経験してきたことの方が熱く立体的で、生の体験を描ける。
漫画以外で稼ぐのはやめて、人生経験として就職とか、バイトなど普通の仕事とか、ちょっと変わった仕事をした方がいいのじゃないかと考えている。
職場の人間関係とかね。
漫画を描くって人間をえがくってことだから、人を良く観察することは将来への種まきになる。
漫画家志望者情報まとめ
ここからは漫画家適性、漫画家になるために必要なこと、アシスタント情報、クラウドソーシング、専門学校情報など具体的な情報を上げていく。
漫画家測定
漫画家適性があるかどうかを見れる簡単なゲームを作ってみた。
5つの質問に答えるだけで自分に漫画家の適性があるかどうかを調べられるもの。
君には漫画家適性はあるか?↓↓↓
漫画家になるために必要なこと
漫画家になるには一本漫画を作ることができるかどうかですべてが決まる!
漫画家になりたいといっている人でも漫画を一回も描いたことがない人って驚くほど多い。
自分には信じられないことなんだけど。
なりたいのに描かないって矛盾してるじゃんって。
でも、実際に漫画を描かない人は多い。
だから、まずは漫画を一本仕上げてみよう!
勝負はそこから始まる。
そうしたら本気で二年漫画家を目指して頑張ってみることが超重要!
これらのことができるだけで、漫画家になれる確率はグンと上がる。
漫画家になるにはどうすればいい?↓↓↓
アシスタント先を探す
漫画家になるにはアシスタントになるのが一番の近道だと思う。
通いの方が直接現場を見れるからおすすめ!
昔は、漫画家のところに編集さんが来るから、その人に漫画を見てもらうっていう話をよく聞いてたけど、これってホントかなと思う。
うちはスクリーントーン貼りは切羽詰まらない限り自分でやってたから、原稿渡すときは自分で渡していた。
多分、大作家の話だと思う。
でも、今は出版界も不況だから、作家に編集がベタ付きってことはないんじゃないかな。
売れたことないから知らないけど。
JAC(ジャパンアシスタントクラブ)
ここが多分漫画のアシスタントを探すのに一番募集記事が多く乗ってる。
昔よく出してたなぁ。
今はうちもフルデジタル化したから、よっぽどじゃないとうちには人呼ばなくなった。
今はクラウドソーシングで外注を探してる。
GANMO
これはここ最近かなぁ。
出来たのは。
漫画家の赤松健さんが運営してるサイト。
数年前、JACがサイト固定費とか色々なことでサイトを閉鎖するかも…ってなったことで、何か漫画家とアシスタントの間を繋ぐ場がないと困る…ってことで立ち上げたマッチングサイト。
その話を聞いたときに、一回JACにメールしたことがある。
運営を引き継ぎたい!
もしくは運営費がないなら収益化してそれを運営費に充てればいいのでは?
って。
でも、今にして思えば多分漫画家とアシスタントのマッチングサイトの広告費ってそこまでいかないかなと思うから、返信なくてよかった。
mixi 漫画家アシスタントの部屋
mixiの中のコミュニティなんだけど昔よく募集してた。
今はだいぶ廃れてしまったけど、見に行ってみる価値はあるかな。
mixi自体あんまり活発じゃなくなってきてるからなぁ。
今だったら、facebookとかであっても良さそうだけどない。
mixi内で漫画家アシスタントの部屋で検索!
絵師厳選専門学校3選!
色々見て代々木アニメーション、アミューズメントメディア、ヒューマンアカデミーの三つに絞った。
代々木アニメーション
- 住居サポート
- コンテスト開催
- アルバイトの斡旋
代アニの上記がおすすめポイント。
一人暮らし希望者向け、学生寮希望者向けとかいろいろな物件も豊富。
イラスト、漫画など学内コンテストがあるから、ライバルと自分の力の差を知れる。
その中で自分には何が足りないのかを発見できるから、自分が“なにをしなければいけないか”を認識できる。
アミューズメントメディア総合学院
- 産学共同
- 住居サポート
日夜、外部企業と連携して商品開発をしているAMG出版という出版事業部がある。
その商品開発で使用する漫画、イラストを学生の中から選ぶこともあるのが産学共同。
在学中デビューもあるかも!
総合学園ヒューマンアカデミー
・日本全国に校舎がある
新宿、銀座、横浜、大宮、柏、千葉、大阪梅田、大阪心斎橋、天王寺、京都、三宮、名古屋、静岡、浜松、札幌、仙台、岡山、広島、高松、福岡、熊本、鹿児島、那覇の全国21校!
親元を離れたくないとか、地元で勉強したい人はこのヒューマンアカデミーがおすすめ。
漫画の専門学校についてもっと知りたい人は、以下の記事で、費用比較、口コミ、おすすめランキングなど徹底的に比較してるから興味があれば参考にしてみてね。
漫画の専門学校を徹底比較!↓↓↓
クラウドソーシングサイトを紹介!
あまり絵で稼ぐことを薦めてはいないけど、少しは稼ぎたいという人のために私も利用してる三つを負おすすめする。
ココナラ
知ってる人も多いと思うけど集客力は断トツ!
ココナラの
最高月収40万達成!
依頼相談も三つの中で一番多いのがこのココナラ。
詳細は公式サイトで!↓↓↓
ランサーズ
二番目に使うのはランサーズ。
ココナラの
最高月収15万達成!
依頼もあるけど、自分の場合は発注側でよく利用するかな。
詳細は公式サイトで!↓↓↓
クラウドワークス
ここはクラウドソーシングサイトとしては国内でも三本指に入るほどの大手だけだあんまり利用してない。
でも、漫画、イラスト制作の募集も多いし仕事は結構見つかる。
詳細は公式サイトで!↓↓↓
まとめ
- 雑誌選びが重要!
- 漫画家は稼げない!
- 絵の仕事は危険!
漫画家志望者につたえたいことをつらつらと語ってみた。
将来のために今できることを精いっぱいやってくださいね。
コメント