DisplayPortとHDMIの違いを比較!変換ケーブルの解像度と危険な使い方を解説!

DisplayPortとHDMIの違いは判りますか?

こんにちわ。
えでくーです。

  • DisplayPortとHDMIの違いを知りたい
  • ディスプレイケーブルの種類が多すぎてよくわからない
  • ケーブルによって解像度が違うみたいだけど…

ケーブル類って確かにたくさん種類があってよくわからないですよね

ということで、今回は、DisplayPortとHDMIの違いはもちろん両者の比較、そして、その他のD-sub、DVI、USB typeCなどケーブル類をまとめて解説します。

先に結論から話してしまうと、

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日時計

おすすめのDisplayPortからHDMIの
変換ケーブルも紹介するよ!

DisplayPortとHDMIの比較結果とケーブル各種

私はデジタル絵描き歴14年(実質3年)の中堅デジタラーです。
ケーブル関係は本当に色々あったり、興味がないと調べても頭に入ってこないこともあるので、なるべく簡潔にまとめてみました。

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日時計

手っ取り早くDisplayPortからHDMIの変換ケーブルの
おすすめを知りたい方はコチラをクリック!

イラストレーター向けモニターの選び方、モニターの相場、モニターの故障を疑うべき症状、激しい頭痛を引き起こしてしまうモニター選びなどもっと総合的なモニター情報が欲しい方には、以下の記事がおすすめです。

イラストレーター向けモニターの購入ガイド!↓↓↓
失敗すると危険!イラストレーター向けのおすすめ制作用モニター4選!

DisplayPortとHDMIの違い

ライバルを調査せよ!

DisplayPortとHDMIの誤変換は危険!

  • 正しく表示されない
  • 最悪PCの故障の危険も…

DisplayPortとHDMIについて少し知識を入れておかないと危険ですよ。

製品の説明書通りの使い方をしましょう!

2020年11月現在では、DisplayPort⇔HDMIの双方向の変換ケーブルはありません

製品が出力側(PC)DisplayPort⇒入力側(モニター・液タブ)HDMIならその順序で、出力側HDMI⇒入力側DisplayPortならその順序通りに使用しないと正しく表示されないか、最悪PCの故障にもつながってきます!

DisplayPortは設定がリセットされる

  • 電源オフでウインドウ配置がリセットされる
  • デスクトップ上の変則的なアイコン設置が無効化
  • ゲーマーだと特に困るDirectXも落ちてしまう

などといった不具合が確認できるようです。

ただ、これは必ずではなくPCの気まぐれによって起こったり、起こらなかったりするようです。

ゲームをやらない人、特に変わった設定、ウインドウの複数配置をしていない場合はDisplayPortを使用していても、おそらくストレスは感じないでしょう。

上記のことが気になるようでしたらHDMIの利用がおすすめです

伝送方式の違い

DisplayPort→HDMI変換ケーブル
モニターの端子はアナログ方式とデジタル方式があります

アナログの場合、PC内部でデジタル信号をアナログ信号に変換して出力して、それをモニターが再度デジタル信号に変換して表示するという作業をしています。

そのため、アナログ端子からデジタル端子への変換だと基本的に画質は劣化します

画質の劣化をしないでモニターで表示するためには、デジタル端子で同志で接続するのが一番手っ取り早いです。
しかも、DisplayPortならDisplayPort、HDMIならHDMIなどそれぞれの端子での接続が一番となります。

各端子の伝送方式の違い

D-sub、DVI、HDMIの三つは同じ伝送方式ですが、DisplayPortは伝送方式が違います

上記の三つは、モニターで表示する伝送方式が同じため、HDMI⇒DVI、DVI⇒HDMI、HDMI⇒D-sub、D-subからHDMIなどの変換ケーブルはそれほど気を遣わなくても大丈夫です。
ですが、DisplayPortからその他三つへの変換時には、正しく使用しないと上で説明したようなトラブルが起こってしまいます

この伝送方式の違う端子からの接続にはクロックジェネレーターが必要になります。

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日時計

変換ケーブルには
パッシブタイプとアクティブタイプがある

パッシブとは

パッシブタイプトは、上記で説明したクロックジェネレーターが搭載されていないケーブルになります。

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日時計

値段にすると1000円以下くらい

そのため、DisplayPortから上記の三つへの接続時には、正しく表示されない、最悪PCの故障といったトラブルが起こってしまうこともあります

ただ、GeForce720番以降のグラボには、クロックジェネレーターが搭載されているのでパッシブタイプでも使用が可能です

自分のPCのグラボがどんなものかわからない人は調べる方法があります

PCのグラボの調べ方

漫画制作にはQuadroがおすすめ!
Windowsボタンを右クリック⇒検索⇒dxdiagと入力⇒DirectX 診断ツールのディスプレイタブをクリックで自分のPCのグラボが確認できます
グラボの確認方法
上記の名前のところにある名称が自分のグラボとなります。

アクティブとは

アクティブタイプは、クロックジェネレーターが搭載されたケーブルとなります。

パッシブではアクティブの替わりはできませんが、アクティブはパッシブの替わりもできますので、失敗を防ぐならアクティブタイプを購入すれば間違いはありません
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日時計

アクティブタイプは
だいたい2,000円超くらい

各ケーブルの違い

接続端子別スペック
端子 解像度 音声 HDR
アナログ D-sub 1,920×1,080px × ×
アナログ
デジタル
DVI-I 2,560×1,600px × ×
デジタル DVI-D 1,920×1,200px × ×
USB typeC 3,840×2,160px
DisplayPort 7,680×4,320px
HDMI 10,320×4,320px

アナログ端子のD-sub、DVI-I(アナログ・デジタル両方に対応)、デジタル端子のDVI-D、USB typeC、HDMI、DisplayPort

それぞれ解像度と、音声の伝送の有無、HDRの有無の一覧表になります。

画面の解像度とアスペクト比について、もう少し詳しく知りたい方には以下の記事がおすすめです。

以下の記事では、画面の解像度とアスペクト比を分かりやすく一覧表でまとめてありますので、興味のある方は見ていってください。

画面の解像度とアスペクト比の一覧↓↓↓
モニター画面の解像度とアスペクト比の一覧でサイズが分かる!

アナログ端子

アナログ端子は、映像しか伝送できないので音声を伝送するには別のケーブルが必要になります。

D-subとは

D-subは、古いタイプのアナログ端子で最高解像度が1,920×1,080pxとなっています。

アナログ・デジタル端子

DIVは、映像しか伝送できないので、音声を伝送するにはもう一つ別にケーブルが必要になります。

DVIとは
DVIの端子別スペック
方式 端子 シングル
リンク
デュエル
リンク
アナログ
デジタル
DVI-I 1,920×1,200px 2,560×1,600px
デジタル DVI-D 1,920×1,200px 2,560×1,600px

DVI端子DVI-I、DVI-Dともにシングルリンク、デュエルリンクがありデュエルリンクの方が最大解像度は2,560×1,600pxと大きいです。

ややこしいのですが、DVI-Iはアナログ・デジタルの両方に対応、DVI-Dはデジタル対応となります。

デジタル端子

デジタル端子は、一本のケーブルで映像・音声が同時に送ることができます

USB typeCとは
USB typeCの大きな特徴は、電力供給ができるという点です

ただその電力供給も大きなものではなくノートPCのような小さいものなら電力供給が可能というタイプのモノになります。

デスクトップのような場合だと、USB-C(ALT:DP)が必要となります。
さらに、PC、モニターもUSB-C(ALT:DP)に対応している必要があります

今後USB typeCが主流となればデフォルトでモニターの電源も必要なくなってくると思いますが、現時点では対応機種が少ないので、PC関連では有力ではありません。

DisplayPortとは
DisplayPortのバージョン別スペック
バージョン 解像度 HDR
1.2 4,096×2,160px ×
1.4 7,680×4,320px

DisplayPortは、私が2012年に購入したDELLパソコンにも搭載されていたのですが、今はHDMIとシェアを争っている最中ですね。

個人的には、DisplayPortの方が安価なのでシェアを勝ち取ってほしいです
安価な理由は後述します。

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日時計

DisplayPortケーブルの相場は
だいたい1,000円前後位

上記で説明したようなDisplayPort特有の不具合を解消する方法もあります

それは、Compatibility Modeがついているモニターを購入することです。

ただこれはあまり対応モニターがないというのが現状のようです。
現時点で対応しているモニターはEIZOのFlexScanシリーズとColorEdgeシリーズということでした。

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日時計

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HDMIとは
HDMIのバージョン別スペック
バージョン 解像度 HDR
1.2
standard
1920×1080px ×
1.4
high speed
4,096×2,160px ×
2.0
premium
high speed
4,096×2,160px
2.1
ultra
high speed
10,320×4,320px

HDMIもバージョンがたくさんあって新しければ新しいほど、最大解像度も高く(映像がキレイ)HDRにも対応しています。

また各ケーブルの見分け方がよくわかりませんが、うちにあるHDMIケーブルを見てみたところ、ケーブルにこんな感じで記載があるかと思いますので、そこで自分のHDMIケーブルのバージョンを知れるでしょう。
HDMIのバージョンの確認方法大きいモニターに買い替えた場合、HDMIケーブルを確認することでさらにキレイな映像を手に入れることができます

また、DisplayPortとHDMIは色々違いがありますが、以下の点は消費者にとってはかなり大きな問題となっています。

HDMIはライセンス料が必要
HDMIを製品に実装するにはライセンス料が発生し、年間で1万ドルかかる。さらにHDCPの実装にも、年間で1万5000ドルのライセンス料が別途必要だ。これらのライセンス料はメーカーの大きな負担になっており、多かれ少なかれ価格に反映されて一般ユーザーにも影響を与えている。

第2回 DisplayPortからD-Subまで――液晶ディスプレイの「映像入力インタフェース」を網羅するより引用
上記の理由によって、HDMIケーブルの方が若干高価な価格設定となっているようです。

ということは、HDMI対応のモニターもPCも若干実質価格より高価になっているということになります

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日時計

HDMIケーブルの相場は
大体1,500円位?

HDRとは

HDRという最新映像技術とは
よくわかる、HDR徹底解説! HDRとはより引用
先ほどから表や文章の中に出てきたHDRにも触れていきますね。

HDRは高画質にするために以下の機能を向上させているそうです。

  • 解像度
  • 解像度が高ければ高いほど映像が滑らかになりキレイに表現できる

  • ビット深度
  • このビット深度は高ければ高いほどたくさんの色表現が可能となり、グラデーションなども滑らかできれいな表現が可能となります

  • フレームレート
  • フレームレートとは、1秒間に何枚の絵を表示しているかを示すものです

    映画は24p(1秒間に24コマ)、テレビは30p(1秒間に30コマ)が主流です

  • 色域
  • 色域は、表現できる色の範囲を示すものです

  • 輝度
  • 輝度とは、表現できる明るさです

人間の目で確認できる明るさの範囲をダイナミックレンジといいます。
このダイナミックレンジを従来のモノより向上させたものがHDRとなります。

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日時計

簡単に言うと
明るくキレイに表現する機能!

DisplayPort⇒HDMIを比較したおすすめ変換ケーブル

  • 端子をよく確認して出力⇒入力を正しく使用する
  • 製品に合わせて出力、入力を正しく使用しましょう
    出力側と入力側を間違えると正しく表示されない

  • DisplayPort⇔HDMIの双方向の変換ケーブルはない
  • DisplayPort⇒HDMIならそのように、HDMI⇒DisplayPortならそのように順序通り正しく使用する

  • DVI関連の変換ケーブルは端子をよく確認する
  • DVIは端子の形式が複数あるので購入前にきちんと確認しましょう

DVI関連の変換ケーブルは数種類あるので、きちんと自分のパソコン、モニターの端子を確認してから購入しましょう

変換ケーブルのおすすめ


DisplayPort⇒DVI端子は形状が色々あるため上記のポイントを抑えて検索してみてください。


Compatibility対応モニターのおすすめ


DisplayPortとHDMIを比較!変換ケーブルの解像度を解説!まとめ

  • 面倒な時はHDMIを選ぶ!
  • DisplayPortしか使えない方はEIZO製モニターを購入
  • DisplayPortからの変換ケーブルはアクティブタイプを選択

以上が、ケーブル類の詳しい解説でした。

モニター、パソコンのケーブルでお悩みの方は参考にしてみてください。

参照記事

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