好きな漫画にガラスの仮面という漫画がある。
北島マヤのライバルとして出てくる姫川亜弓というキャラクターがいる。
世界的な映画監督・姫川貢と大女優・姫川歌子の娘として生まれてきた姫川亜弓。
美貌、超金持ちで天才という位置づけで登場したが実際は努力の人として描かれている。
今回は、そんな北島マヤのライバル・姫川亜弓は努力の人なのか、天才なのかを検証してみる。
努力の天才!? 姫川亜弓
天才は努力の結晶?の記事の中で書いたことをまとめてみる

- ピークを迎えて衰えていく能力は後天的に鍛えられる
- どんなに練習しても持って生まれた才能がなければ上達には限界がある
- 持続力、集中力は天才のみが持つ努力遺伝子
このことを頭に入れて姫川亜弓は努力の人か、天才かを検証する。
姫川亜弓の努力遺伝子エピソード
姫川亜弓のエピソードを考えてみると、どれも努力を扱ったものばかりが思い浮かぶ。
運動会の選抜リレーで優勝!
小学校の運動会のリレーでアンカーを任された亜弓(20巻165P)。
バトンを受け取った時点でビリだったが、意地と根性と持てる力を出して全力で頑張った結果、自分のチームを勝利に導くことができた。
初めて自分の実力が認められた。
このときから、全てのことを全力で頑張ってみようと決意する。
勉強、日舞、バレエ、ピアノ、書道に料理など全てに全力で取り込み一流の技術を身につける。
演技のためには何でもやる
"二人の王女"で裕福なお姫様を演じるマヤと牢獄で育ったお姫様を演じることになった亜弓(24巻72P)。
役作りのために、亜弓は暗く冷たい地下劇場で、マヤは亜弓の家でお姫様体験をすることに。
亜弓はそれだけではなく、顔にアザのメイクをして生活もしている。
役作りのためには何でもやる気概がある。
役者ってホントはどうなんだろう。
ここまでやる人ってどのくらいいるんだろう。
以前、元劇団四季で役者をしてた人と話す機会があったから、役作りの話を聞いてみた。
その人は、演出家が指導してくれるから任せているって言っていた。
ガラスの仮面の影響か、約作りを必死でやる人の方がすごいイメージがあるけどどうなんでしょう?
1人ジュリエットの成功
1人ジュリエットの舞台に挑む亜弓(20巻112P)。
日舞、バレエなどにくわえ、普段から筋力のトレーニングも欠かさない。
こんな無理なポーズもできるほどの筋力。
普段から鍛えていないとできない芸当。
この1人舞台を成功させたのは、普段から努力につぐ努力によって培われた表現力の賜物。
その舞台を速水真澄に誘われて観劇したマヤは、あまりの完成度の高さに自信を喪失してしまう。
自信を喪失したマヤは、演技の師匠・月影千草の元を訪れると、1人ジュリエットを演じてみなさいといわれ演じるが、ドタドタと優雅な亜弓とは対照的にひどい演技をしてしまう。
たまたま亜弓も月影の元を訊ねることになっていたため、その光景を見ていた。
このとき、亜弓は"わたしがあなたより優れているのは演技の技術だけかもしれない…"と思っていた。
誰にも恋したことがない
テレビドラマの"虹の記憶"でヒロインを演じた亜弓(13巻183P)。
相手役の役者が"あれ…恋してないぜ。誰も恋したことなんかない眼だ。演技が上手いから今のところ誰も気づいてないが、いやでもそのうちお茶の間のファンにもわかってしまうさ"と話しているのを聞いてしまう。
そこで端役の男に積極的にスキンシップを取った。
そこから、恋するひたむきな眼を学び自分の演技に生かした。
姫川亜弓は七光り?
5歳のときちびっこコンテストに参加した亜弓(20巻154P)。
普段からちやほやされていた亜弓は自分を美しいと思っていた。
そんなときに参加したちびっこコンテスト。
でも、そこには、亜弓さえも"なんて…きれいな子…お人形みたい…!"と思った美少女・小原百合子がいた。
絶対に優勝はその子だと思ってたが、優勝したのは自分だった。
そのとき、本当に綺麗なのはあの子なのに優勝したのはお父さんが偉い映画監督だから?お母さんが人気のある大女優だから?
自分は親の七光りで注目されていると知ってしまう。
ライバル・北島マヤの仇討ち
マヤは宿敵・大都芸能の女優になり、すごい勢いで女優の道をステップアップしていった(16巻111P)。
そのとき、マヤをステップにのし上がってやろうという乙部のりえが現れる。
マヤはのりえのワナにハマり失脚してしまう。
それを知った亜弓は、マヤの仇討ちとして、姫川貢の力を借りて、乙部のりえ主演の”カーミラの肖像”に脇役で出演することになった。
その舞台では、実力と才能で完膚なきまでにのりえを叩き潰した。
のりえは、そのとき”(北島マヤは)姫川亜弓の認める唯一のライバルですって…!姫川亜弓すら一目おく子…!天才だったんだわ、あの子…!”と、マヤの天性に気づいた。
努力の人・姫川亜弓?
- ピークを迎えて衰えていく能力は後天的に鍛えられる
- どんなに練習しても持って生まれた才能がなければ上達には限界がある
- 持続力、集中力は天才のみが持つ努力遺伝子
小学校の運動会のリレー以来、あらゆることに全力で取り組み一流の技術を身につける。
完璧に叩きのめされたとはいえ乙部のりえは、熊本では天才少女といわれていたが、才能はあったがまるで亜弓には全く歯が立たなかった。
その姫川亜弓がどんなに努力しても、マヤには及ばない(かもしれない)。
この遺伝子を持つ者は、他人から見て努力と写っても自分では努力とは思っていないことが多い。
日舞、バレエ、ピアノ、書道に料理など全て一流の技術を持ち、役作りのためならどんなことでもやるという女優魂。
世界的な映画監督と大女優の娘として生まれ、母親ゆずりの美貌に、裕福な家庭。
主演をするために生まれてきたような少女。
世間のイメージは、姫川亜弓=天才。
でも、亜弓自身は、”私は努力して人のいう天才になっていたにすぎないわ…!”
ここまでをまとめてみると、努力遺伝子を確実に持っている。
ということは、姫川亜弓は充分天才である。
ただ、マヤがその上をいく才能を持っているだけなのだ。
最近島田紳助が好き。
彼の出しているDVDの中に”神竜の研究”という作品がある。
この中でNSC生に講義している映像の中でこんなことを言っている。
”才能は5段階。努力も0~5まである。才能5の人間が5の努力をしたら、5×5=25で最高点の結果が出る”と。
だから、亜弓の才能は3あるところ、マヤは5の才能があるということなのだろう。
速水英介も認める努力家・姫川亜弓
速水英介は紫のバラの人・速見真澄の父で、一代で莫大な財産を稼ぎ出した逸物。
その彼も”あまり気づいている者はおらんようだが、ありゃ大変な根性の持ち主で並々ならぬ努力家じゃ。目的のためには死ぬほどの努力も惜しまん娘じゃ。なんにつけ”自分”というものを強くもっとる…!”と言っている(41巻73P)。
姫川亜弓は努力家?、天才?を検証まとめ
姫川亜弓は努力遺伝子を持つ紛れもない天才である!!
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