姫川亜弓は努力家検証!
はじめまして。
まんがたいけんです。
ガラスの仮面の主人公である北島マヤのライバルとして出てくる姫川亜弓というキャラクターがいる。
世界的な映画監督・姫川貢と大女優・姫川歌子の娘として生まれてきた姫川亜弓。
圧倒的な美貌を持ち、超金持ちで天才という位置づけで登場したが実際は努力の人として描かれている。
今回は、そんな北島マヤのライバル・姫川亜弓は努力の人なのか、天才なのかを検証してみる。
ガラスの仮面の中で
マヤよりこっちの亜弓の方が好き
それでは、もう一人の主人公・姫川亜弓の天才検証スタート!
姫川亜弓は努力家?検証
まんがたいけんは、一つ伝えたいおすすめ少女漫画、ヤンキー漫画最強キャラランキング、おすすめ漫画の紹介など漫画好きな人向けの情報を発信している。
この記事では、努力遺伝子エピソード、親の七光り、マヤの仇討ち、速水英介も認める努力家・姫川亜弓について詳しく検証・解説しているから、ゆっくりしていってね。
マヤ・亜弓の年収を調査、速水真澄の童貞疑惑検証、ガラスの仮面は完結しないと思う理由、全巻セットの最安値調査、相関図などファン必見の情報を網羅!
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天才の定義
- 才能がなければ上達には限界がある
- 天才のみが持つ努力遺伝子
えでくー(このサイトの親サイト)では、以前天才と努力家をテーマにして記事を書いたことがある。
その情報をまとめて私が思う天才の定義は上記の二つが絶対条件。
天才・北島マヤに対する姫川亜弓は本当に努力の人なのか、それとも本当は天才なのではないかについて、作中のエピソードから細かく検証していく。
と、その前に努力を重視するようになったきっかけの話からどうぞ。
天才と努力家についての考察記事はこちら。
姫川亜弓は七光り?
5歳のときちびっこコンテストに参加した亜弓(20巻154P)。
普段からちやほやされていた亜弓は自分を美しいと思っていた。
そんなときに参加したちびっこコンテスト。
でも、そこには、亜弓さえも"なんて…きれいな子…お人形みたい…!"と思った美少女・小原百合子がいた。
絶対に優勝はその子だと思ってたが、優勝したのは自分だった。
そのとき、本当に綺麗なのはあの子なのに優勝したのはお父さんが偉い映画監督だから?お母さんが人気のある大女優だから?
自分は親の七光りで注目されていると知ってしまう。
努力とは関係ないけど
結構酷なシーン
世の二世ってやっぱりそこは苦しむところなのだろうか。
才能がなければ上達には限界がある
姫川亜弓の仇討ち!
マヤは宿敵・大都芸能の女優になり、すごい勢いで女優の道をステップアップしていった(16巻111P)。
そのとき、マヤをステップにのし上がってやろうという乙部のりえが現れる。
マヤはのりえのワナにハマり失脚してしまう。
それを知った亜弓は、マヤの仇討ちとして、姫川貢の力を借りて、乙部のりえ主演の”カーミラの肖像”に脇役で出演することになった。
その舞台では、実力と才能で完膚なきまでにのりえを叩き潰した。
のりえは、そのとき”(北島マヤは)姫川亜弓の認める唯一のライバルですって…!姫川亜弓すら一目おく子…!天才だったんだわ、あの子…!”と、マヤの天性に気づいた。
今まで培ってきた技術を最大限に発揮すると
並みの才能がある程度では亜弓には太刀打ちできない
紅天女候補に抜擢
幻の名作・紅天女は演劇人ならだれもが憧れる夢の舞台。
亜弓の母にして、月影千草の弟子・姫川歌子も目指したが候補になれなかった。
そんな幻の名作の紅天女候補の女優に同じ年の少女が二人候補になる。
ここには少し疑問もある…
疑問というのは、マヤは千草が天才と認めている。
初めて会ったときから紅天女候補と決めていた(が、候補は実は何人かいた)。
が、今度こそ本物だ!と思った千草は、何としても自分を超える女優を創り上げたい一心で、最後の噛ませ犬として最強のライバル・姫川亜弓を選んだのではないか?という疑問。
ということは置いておいても、マヤを最高の女優にするためには、それ相応の実力を持った女優をぶつけなければいけないと思ったのは事実。
うがった見方かな
ということは、〝才能がなければ上達には限度がある゛の条件はクリア。
天才のみが持つ努力遺伝子
作品を読んでいて、努力についてのエピソードをまとめてみた。
運動会の選抜リレーで優勝!
小学校の運動会のリレーでアンカーを任された亜弓(20巻165P)。
バトンを受け取った時点でビリだったが、意地と根性と持てる力を出して全力で頑張った結果、自分のチームを勝利に導くことができた。
初めて自分の実力が認められた。
このときから、全てのことを全力で頑張ってみようと決意する。
勉強、日舞、バレエ、ピアノ、書道に料理など全てに全力で取り込み一流の技術を身につける。
並大抵の努力じゃないよね
演技のためには何でもやる
"二人の王女"で裕福なお姫様を演じるマヤと牢獄で育ったお姫様を演じることになった亜弓(24巻72P)。
役作りのために、亜弓は暗く冷たい地下劇場で、マヤは亜弓の家でお姫様体験をすることに。
亜弓はそれだけではなく、顔にアザのメイクをして生活もしている。
役作りのためには何でもやる気概がある。
これも努力。
役者ってホントはどうなんだろう。
ここまでやる人ってどのくらいいるんだろう。
以前、元劇団四季で役者をしてた人と話す機会があったから、役作りの話を聞いてみた。
その人は、演出家が指導してくれるから任せているって言っていた。
ガラスの仮面の影響か
約作りを必死でやる人の方がすごいイメージがあるけどどうなんだろう?
ドラマ、映画、演劇、ミュージカル演じることが何でも大好きな子にその話をしたら、〝演出家が言うようにやるタイプと、自分で役作りをするタイプの二ついるみたい゛といっていた。
なるほどな。
1人ジュリエットの成功
1人ジュリエットの舞台に挑む亜弓(20巻112P)。
日舞、バレエなどにくわえ、普段から筋力のトレーニングも欠かさない。
こんな無理なポーズもできるほどの筋力。
普段から鍛えていないとできない芸当。
この1人舞台を成功させたのは、普段から努力につぐ努力によって培われた表現力の賜物。
その舞台を速水真澄に誘われて観劇したマヤは、あまりの完成度の高さに自信を喪失してしまう。
自分を厳しく律せられるって
ものスゴいストイックさ
自信を喪失したマヤは、演技の師匠・月影千草の元を訪れると、1人ジュリエットを演じてみなさいといわれ演じるが、ドタドタと優雅な亜弓とは対照的にひどい演技をしてしまう。
たまたま亜弓も月影の元を訊ねることになっていたため、その光景を見ていた。
このとき、亜弓は"わたしがあなたより優れているのは演技の技術だけかもしれない…"と思っていた。
恋をする目を習得
テレビドラマの〝虹の記憶゛でヒロインを演じた亜弓(13巻183P)。
あれ…恋してないぜ。誰も恋したことなんかない眼だ
演技が上手いから今のところ誰も気づいてないが、いやでもそのうちお茶の間のファンにもわかってしまうさ
と話しているのを聞いてしまう。
そこで端役の男に積極的にスキンシップを取った。
そこから、恋するひたむきな眼を学び自分の演技に生かした。
マジでその何でもやるっていう気迫が伝わってくるが…
なかなかの鬼畜の所業
もちろん、この端役の男は、亜弓が学ぶものを学び取ったらポイ捨てされた。
日々野鍛錬の賜物
ガラスの仮面を読んでいると、ホントに姫川亜弓ってなんでもできるんだなと思わされる。
一番日々の鍛錬の賜物だなと思ったシーンを抜粋してみたのが、梅の谷での試練の中の一つ。
亜弓が紅天女として谷川を歩きたい(マヤと私を比較したい)と月影千草に申し出、それは始まった。
マヤは今まで、日舞、バレエはもちろん(おそらく)筋トレもほとんどしたことがない。
そのため、ゴツゴツした谷川を歩くのでも恐怖の方が勝ってしまいピョンピョンと飛び移るだけで演技をする余裕がない。
大して亜弓の方は、今までに培った技術を使い華麗に魅せる演技で谷川を歩いている。
しかも、足が滑ってしまったピンチも大ジャンプで魅せ場にしてしまった。
こんな谷川おそらく亜弓も慣れている訳ではないが、普段の鍛錬のおかげで筋力もあって、体幹もしっかりしているからできる芸当。
これほどわかりやすく努力の成果が
現れる場面はそうない
姫川亜弓は努力の人?
努力家?天才?一体どっち?
これまで上げてきたことを冒頭であげた2つの項目に当てはめてみる。
才能がなければ上達には限界がある
- マヤの仇討ち
- 紅天女候補に抜擢
乙部のりえは地元では演技の天才少女として名を馳せた女優。
ということは、その才能を認めた事務所のバックアップもあったということ。
それで、マヤを踏み台にすれば宣伝費などの多大な費用を使わなくても、するぅ~っと女優としていいポジションに行けると睨んでいた所属事務所とのりえ。
そんなのりえも、本気を出した亜弓には全く歯が立たなかった。
そして、誰もが憧れる幻の名作・紅天女は、目指す女優は数知れず千草の目には敵わず候補にすらなれない。
…が、努力の人といわれる姫川亜弓は目標とする紅天女の候補になることができて目標まであと一歩のところまでたどり着いた。
この時点で、〝才能がなければ上達には限界がある゛の条件はクリア。
天才のみが持つ努力遺伝子
- 小学校のリレー
- 演技のためには何でもやる
- 一人ジュリエットの成功
- 恋をする目を習得
- 日々の鍛錬の賜物
この遺伝子を持つ者は、他人から見て努力と写っても自分では努力とは思っていないことが多い。
日舞、バレエ、ピアノ、書道に料理など全て一流の技術を持ち、役作りのためならどんなことでもやるという女優魂。
危険な場所であれ、普段の身のこなしであれ、どんな時でも優雅に華麗に演じることができるほどの努力を継続してきた。
ここで、天才の定義の二つ目の条件〝天才のみが持つ努力遺伝子゛もクリア。
努力家・天才検証の結果を発表!
世界的な映画監督と大女優の娘として生まれ、母親ゆずりの美貌に、裕福な家庭。
主演をするために生まれてきたような少女。
世間のイメージは、姫川亜弓=天才。
でも、亜弓自身は、”私は努力して人のいう天才になっていたにすぎないわ…!”
ことあるごとに亜弓も言っているように、自分は努力でここまで来ただけで、本当の天才はマヤだと自覚している。
才能もあって、努力遺伝子も確実に持っている。
姫川亜弓は紛 れ も な く 天 才 で あ る !
というのが、日時計の導き出した結論。
姫川亜弓は本当の天才であるが
マヤがその上をいく才能を持っているだけ
最近島田紳助が好き。
彼の出しているDVDの中に”神竜の研究”という作品がある。
この中でNSC生に講義している映像の中でこんなことを言っている。
”才能は5段階。努力も0~5まである。
才能5の人間が5の努力をしたら、5×5=25で最高点の結果が出る”と。
だから、亜弓の才能は3あるところ、マヤは5の才能があるということなのだろう。
おまけ:速水英介も認める努力家
速水英介は紫のバラの人・速見真澄の父で、一代で莫大な財産を稼ぎ出した逸物。
あまり気づいている者はおらんようだが、ありゃ大変な根性の持ち主で並々ならぬ努力家じゃ
目的のためには死ぬほどの努力も惜しまん娘じゃ
なんにつけ”自分”というものを強くもっとる…!
と言っている(41巻73P)。
ガラスの仮面を試し読み!
漫画名 | ガラスの仮面(白泉社) |
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作者名 | 美内すずえ |
巻数 | 49巻~ |
試し読み |
ebookjapan
DMMブックス |
この記事をここまで読み進めてきたということは、おそらくかなりのガラスの仮面オタク。
家に全巻揃ってる人も、昔見ただけで最近読んでないなぁという人も、もう一度ガラスの仮面を読んでみませんか?
家にある人は家で、持ってない人は試し読みで昔のアツい気持ちを取り戻してみる。
そして、そのアツい想いを作者の”美内すずえにブツける”
これをやりたい。
このままでは、絶対にガラスの仮面は完結しない!!
なんとしてもガラスの仮面を完結させてくれというファンレターという名のクレームを入れていこう!
ガラスの仮面を読んでみようかなと思ってる人にはこちらの記事がおすすめ。
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