漫画制作の流れを漫画家が日本一わかりやすく徹底解説！
はじめまして。
えでくーです。
今回は、実際に漫画を描いている漫画家が漫画が創られていく工程を、わかりやすく各工程ごと解説していきます。
私は描く側としてみんなどうやってるの？
が知りたい
もちろん、そんな漫画描きさんたちにもわかりやすく解説しています!!
漫画の依頼を受けたときに、出版社と普通の企業からの漫画依頼は若干やり方が変わってくるので、そこら辺の違いにも注目してください。
出版社の場合は、作家性に編集が魅力を感じて依頼をするという性質があるため、基本的に最終チェックはネーム。
そのため、ネームを通過してしまえば自由に、好きなように漫画を楽しく描くことができます。
一方、企業漫画の場合は、企業の事業内容だったり、商品紹介だったりPRが主。
そういう性質があるため、チェックの工程は基本的にすべての工程で発生して、データ完成後の修正が入ってくることも珍しくないのが、いわゆる漫画広告。
こういうことにもなるため、漫画家側としては、最初にデータ完成後の修正は有料対応になるや、無料修正は2回までといった感じでルールを共有しないと、永遠に終わらない修正地獄にハマり込む危険性もはらんでいます。
制作側、依頼主側の両サイドに向けての解説をしていくので、ここが分かりにくいということがあれば、コメントで教えてください。
赤い四角の中に三角があるのは
Youtube動画だから、動画でも解説してるから見てみてね
ということで、漫画制作の流れを動画を使って解説！
漫画制作の流れと漫画のきまり！
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漫画を創るのに大切なこと！
漫画って、イラストをコマに当てはめるとなんとなくそれっぽく見えますが、それははっきり言って漫画ではありません。
漫画風に配置した、ただのイラストです。
漫画の魅力はキャラにかかっています。
ですので、キャラの創りこみに時間をかけなければいけません。
といっても、ページ数があって生きることなので、バランスは難しいですが。
ちゃんとキャラが立っている漫画は読者の印象に残ります。
みなさんがよく知ってるワンピースだって、ハンターハンターだってそうでしょ？
なので、広告漫画と言えどちゃんとキャラを立てる方向で創ったほうが読まれる漫画になります。
詳細のヒアリング
強調したいこと、どうしても物語の中に組み込みたいこと、読者に伝えたいことなどをヒアリングしていきます。
プロット作成
ヒアリングした内容をまとめて物語の骨格を創っていきます。
ここで、キャラなども考えます。
ネームの提出
プロットで創った物語の骨格を元にネームを描いていきます。
ネームの役割は主にページ数の進み方などを、依頼主さまと認識を一致させることです。
こういう表現に変えてほしいや、このセリフをつけ足してほしいなど思ったことを伝えてください。
出版社のチェックは通常ここまで。
だから、スムーズに進行させるためには
出版社の場合はここまではなるべく早く通すことを目指す
出版社は紙に刷るという作業が発生するため、どうしても締切にはデッド(これ以上伸びると間に合わない)が存在し、これを破ると、それを凌駕する人気作家以外は干されてしまう
企業の場合は、納期はあってないようなものだったり、納期があってもその感覚がない人も多くクリエイター側が、しっかりスケジュールを伝える必要がある
これ以上、修正が入ると間に合わなくなりますなど
下描きの提出
ネームを元に下描きを描いていきます。
この工程の役割は、絵の雰囲気を見てもらって依頼主さまと認識を一致させることです。
キャラをもっとこうしたいなど、下描きで気づく修正点もあります。
この工程までは無料対応が可能です。
完成後の修正は基本的に有料対応となりますので、この工程までに疑問点などを確認するようにして引っ掛かりがないようにした方が、後々の費用の発生を防げます。
※この工程まできたら制作費の70%をいただきます
支払いは、クレジットカード、銀行振り込みなどどちらでも対応できます
一般的な依頼は、なるべく完成後の修正を防ぐために、この工程もちゃんと見せて確認を取ることで、後々のデータ完成後の修正の時の保険に使えるようになる。
あの時、OKしましたよね？
といった感じで
完成データの提出
下描きを元にペン入れ、着色していきます。
お渡しするデータなので、最終確認をしていただく工程です。
修正点があれば修正指示をお願いします。
出版社の場合は、パチスロとかパチンコ系の筐体的なミスがない限り、完成後の修正はない
だから、出版社の場合は、ネーム時にOKをもらえばあとは好き勝手出来るクリエイター側の自由度が高い
一般的な依頼の場合は、作家性を発揮するより、重視するのは、”依頼主がPRしたいこと”が主なテーマとなるため、最後まで依頼主の意向に沿った制作をしていく必要がある
納品
完成データで問題がなければ、最終的なデータをお渡しします。
希望する形式(PSD、BMP、jpgなど)でお渡しします。
取引終了
データを受け取ったら残りの30%の制作費の入金をお願いいたします。
漫画制作の流れとちょこっと宣伝
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まとめ
以上が漫画制作の流れでした。
では、あなたの周りに幸あれ!!
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