海外で活躍するって夢みたいな話ですよね!
世界的人気で、グッズ販売、ハリウッドで映画化など想像すると止まりません。
そんな夢みたいな話をもしかしたら現実にできるかもしれません。
海外で漫画家としてデビューする方法の紹介となります。
海外で活躍!漫画家としてデビューすることは可能か
海外で漫画家としてデビューしたい!
有名になりたい!
お金持ちになりたい!
人それぞれ思い描く夢は色々ありますが、もしかしたらそのチャンスを掴めるかもしれませんよ!
今回、私が紹介したいのはフランスの出版社ki-oonです。
ki-oonという名前の由来は"胸がキューン"から。
海外はフランスの出版社ki-oonとは
セシール・プラナンとアメッド・アニュの2二人で創立したのがこのki-oonです。
この二人は、日本の漫画の大ファンで日本に滞在したほどの親日家。
ki-oonの戦略:漫画家とのタッグ
新興出版社として厳しい状況が続いていた中で、残された道は他の出版社がやっていない全く新しいことをやるしかありませんでした。
"日本の作家とゼロから作品を作ること!"
だった
そんな取り組みから生まれたのが、たきざきまみやの"Element Line"や筒井哲也の"Duds Hunt"でした。
この取り組みが功を奏し、日本の出版社と取引を開始。
そしてki-oonはフランスの巨大な出版社と同じ土俵で闘える漫画出版社として成長を遂げました。
海外から漫画家を逆輸入デビュー!
筒井哲也の"予告犯"は日本語をはじめ10カ国で刊行。
ジャンプ改で連載。
次作・有害都市では、コミック評論家・ジャーナリスト協会賞(ACBC)で最優秀作品賞を受賞。
日本では、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
さらに予告犯は、日本で生田斗真主演で映画化という快挙を成し遂げました!!
漫画家集結!海外マンガフェスタ
当初は、同人サークルとして産声を上げた私の制作団体。
その活動の第一弾が海外マンガフェスタへの出展参加でした。
なんとしても、新作を描き上げてそれを出品物として目論んでいたのですが、2016年は、このEdecooを立ち上げたばかりで、最初は実績を増やして、徐々に制作費を上げていこうという戦略でやっていたため、制作に次ぐ制作で、どうしても新作漫画を仕上げることができませんでした。
そのため、過去に出版された雑誌や本をもっていって展示するという苦肉の策の参加となりました。
私自身、コミケにも言ったことがなければ、コミティアにも参加したことがなかったので、伝え聞いていたバカでかい箱イメージだったのですが、行ってみると思ったより小規模だなといったものでした。
参加者は、アメコミのコミックアーティスト、ヨーロッパのバンドデシネ作家、イラストレーターに、漫画家、同人作家等など。
海外マンガフェスタ!っていうから、海外のバリバリのアーティストが一堂に会すみたいなイメージだったからちょっと肩透かしでしたが、みなさんすごく絵も上手く、漫画愛もあっていい人ばかりでした。
そして、こういうイベントだからと思って、オリジナルで描いた漫画を持参していました。
色々歩き回っていると、フランスの出版社ki-oonの文字が。
ki-oonに持込
二人は子供のころから仲良しで一緒に育ってきていたが、少しづつ人生の歯車が狂い始めて…
というもの。
日本語が堪能なフランス人編集者さんに漫画を見てもらってる間、置いてある漫画をパラパラ読みしていました。
いよいよ感想。
持込作品の感想
- 読み切りで主人公2人にするのは難しい
- どちらか一人にした方が感情移入しやすくなる
という意見と名刺をもらった。
"何か企画があったら日本に住んでいるので持ってきてください"
といってくれた。
ホントは、blancheという競馬マンガを持ち込みたいんだけど、今どうしても描く時間が確保で気ないから一年経つけど何の連絡もしていない…
その他にも、色々アイデアやアドバイスをもらいました。
元々、この作品のモチーフになったものがフランス映画のミナという映画だったので、その話もしました。
海外マンガフェスタ後の懇親会
出展者はイベント後に懇親会にも参加できるということで申し込んでいたので、懇親会参加者と会話をしました。
その中に、ベルギーの出版社KANAの編集さんも来ていて、日本の漫画を仏訳して販売しているという話をしていたので、ガラスの仮面を薦めてみるが”面白いんですけど、長くて…”ということでした。
編集さんがバンドデシネと漫画では創り方が違う。
バンドデシネはあまり読まないということでした。
でも、一つだけ新作が出ると必ず読んでいるものがあってそれは、ブラックサッド。
動物が擬人化した探偵の物語。
おすすめしていたので、試しに一冊買って読んでみました。
面白いんだけど、漫画とバンドデシネの構成が違うというのがよくつかめませんでした。
ちゃんと分析すれば見つけられそうですが、いつかこの本の紹介記事を書くときに分析してみます。
色々、懇親会参加者さんたちと楽しく歓談。
そんな海外マンガフェスタの公式サイトはこちら
海外で漫画家デビューの秘訣3
直接、ki-oonの編集さんやKANAの編集さんとの会話から体感したヨーロッパ圏の求める漫画を自分なりにまとめてみました。
- 少し暗めのストーリー性のあるもの
- 絵柄は劇画・萌え・ギャグのは好まれない
- 10話くらいで完結する
- 2話目以降は展開をテキストでまとめる
ギャグや萌えがメインのものは売れづらく、フランス映画を少しでも知っている人なら分かるかもしれないですが、物語のトーンが暗く重い方が受けやすい
ネットの情報で谷口ジローや荒木飛呂彦が人気という頭があったので話を聞いてみると、そんなに人気でもないらしい
長編は売れ行きが鈍る
海外で漫画家デビューするならki-oon!
- 問題なく日本語が通じる
- ネームや全ての作業が日本式
Ki-oonとの漫画制作に興味がある方
- ストーリー
- 1話分は描き上げる
- 2話以降の世界観とキャラの設定資料
ki-oonの詳細は↓↓↓
デビューするならフランスがアツい! 日本人漫画家を育てるフランスの出版社、Ki-oonって?
デビューへの近道!海外に漫画家として旅立つまとめ
ki-oonは日本の漫画家を募集していて、ゼロから作品を作ることに燃えているようですので、きっとあつく歓迎してくれるでしょう。
海外デビューに興味のある方は連絡してみてはいかがでしょうか。
コメント
ki-oonに持ち込みしたんですけど…
編集さんがすごく嫌味で失礼な対応だなと思いました。
シリアスな内容の漫画だったのですが、日常的な会話を勝手にギャグ認定されたらしく一方的に貶されました。
画風の強要までしてきました。
男の主人公を嫌ってる雰囲気もあり…。
少しでも編集さんが決めた条件と異なる漫画は追い出している感じでした。
古臭くて頭が固い感じの、お局さまみたいな印象で…いくらなんでも、失礼すぎるんじゃないか!?と。
フランスがどうこうっていうより、
この上から目線な編集さんが好きになれない。
こんな人と一緒に仕事できないと思いました。
思い出すだけでも胃がムカムカします。
見てくれた方は女性でしたか?
とても丁寧に対応してくれた印象だったので少し驚きです。
どういった思惑があったのかわからないのですが、編集部によって求めている作品の方向性、さらに同じ編集部でも編集者個人の考え方もあります。
なので結局は個人対個人のやり取りになります。
そうなるとどうしても個人同士の相性はあるのだと思います。
また画風の強要もない話ではないのかなと思いました。
小林まことのところでアシスタントをしていた漫画家の知人がいます。
話しているときに、はじめの一歩って小林まことの絵に似てない?って聞いたら、あの人(森川ジョージ)は、小林先生の絵を強要されたらしいから、最初はツラかったんじゃないかなぁと話していました。
画風の強要は、こういう絵にしたらもっと魅力が出る!と思ったのかもしれないですし、見てくれた編集者さんの本意は分からないところですね。
一つだけいえることは、編集部って行くところで全く違う反応になりますよ。
ある出版社ではボロクソに言われて、ヘコんだけど、ダメ元で他のところに持っていったらべた褒めとか。
そこではとんとん拍子にデビューできたという話も珍しい話ではないです。
ki-oonがリオさんに合わなかったということかもしれません。
今回のことでヘコんで、作品をお蔵入りさせるよりダメ元でいろんな出版社に持ち込みすることをオススメします!!
ヘコまされると、次への持込が怖くなる気持ちは痛いほど分かりますが、勇気を振り絞って次にチャレンジしてみたら意外と雑誌掲載まで信じられない速さで進むかもしれないですし。
フランス人だから覚悟はしていましたが、それでも酷い出版社です。
出張するので数ヶ月後でないと応募作を審査できない、と返されましたよ。
いやいや、もうすぐ日本国内で海外フェスタやるでしょ(笑)と。
断りなら社会人として断るべきでしょうし。
開いた口が塞がりませんでした。
リオさんとは別人ですか?
別人ですよね。
見てもらっていないということですもんね。
ki-oon編集部(日本)には行ったことがないので、規模がどの位なのか分からないですが、人数が少なそうな印象なので色々大変なのでしょうか…
う~ん。
いっそのこと海外マンガフェスタに行ってみるのはいかがでしょうか?
今年も持ち込み用編集部として参加されるようですよ。
今年は東京と九州でやるとのことですので。
海外に出るには一番近道かも知れないです。
あとKANAっていうベルギーの出版社も来るのでいいかもしれません。
去年、海外マンガフェスタの懇親会に参加したときKANAの編集さんいいひとそうでしたよ。
ベルギー生まれ、ベルギー育ちの日本人の方でした。