海外デビューしてみたい人この指と~まれ!
はじめまして。
えでくーです。

海外で漫画家デビューしたいけど
どうやったらいいか全くわからない…
何度か海外の出版社や、海外で作品を発表した経験はありますが、一番やりやすい海外デビューの仕方を紹介します。
記事の最後では、講談社が運営するDAYS NEOという漫画投稿サイトでは、東京支社の代表を務めるキムさんにコメントがもらえる模様。

Ki-oonに持ち込むポイントは
記事の後半でまとめてるからお楽しみに!
それでは、海外でデビューできるKi-oon特集スタート!
海外で活躍!漫画家としてデビューすることは可能か

10年以上漫画やイラスト、漫画動画やパラパラ漫画などを制作しています。
フジテレビの東京03 in UNDERDOG、山形市の蔵王のPVの絵コンテ、あいち産業振興機構のような公的機関での制作もしてきました。
五つの質問でわかる漫画家の才能テスト、デビューへの道のり、仕事を増やす方法、アナログかデジタル化、漫画家になるのに年齢は重要?など漫画家になるための情報満載!
海外はフランスの出版社ki-oonとは

人それぞれ思い描く夢は色々ありますが、もしかしたらそのチャンスを掴めるかもしれませんよ!
今回、私が紹介したいのはフランスの出版社ki-oonです。
ki-oonという名前の由来は"胸がキューン"から。
セシール・プラナンとアメッド・アニュの2二人で創立したのがこのki-oonです。
この二人は、日本の漫画の大ファンで日本に滞在したほどの親日家。
ki-oonの戦略:漫画家とのタッグ
新興出版社として厳しい状況が続いていた中で、残された道は他の出版社がやっていない全く新しいことをやるしかありませんでした。
それが
"日本の作家とゼロから作品を作ること!"
だった
そんな取り組みから生まれたのが、たきざきまみやの"Element Line"や筒井哲也の"Duds Hunt"でした。
この取り組みが功を奏し、日本の出版社と取引を開始。
そしてki-oonはフランスの巨大な出版社と同じ土俵で闘える漫画出版社として成長を遂げました。
海外から漫画家を逆輸入デビュー!

筒井哲也の"予告犯"は日本語をはじめ10カ国で刊行。
ジャンプ改で連載。
次作・有害都市では、コミック評論家・ジャーナリスト協会賞(ACBC)で最優秀作品賞を受賞。
日本では、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
さらに予告犯は、日本で生田斗真主演で映画化という快挙を成し遂げました!!
漫画家集結!海外マンガフェスタ
当初は、同人サークルとして産声を上げた私の制作団体。
その活動の第一弾が海外マンガフェスタへの出展参加でした。
なんとしても、新作を描き上げてそれを出品物として目論んでいたのですが、2016年は、このえでくーを立ち上げたばかりで、最初は実績を増やして、徐々に制作費を上げていこうという戦略でやっていたため、制作に次ぐ制作で、どうしても新作漫画を仕上げることができませんでした。
そのため、過去に出版された雑誌や本をもっていって展示するという苦肉の策の参加となりました。
私自身、コミケにも言ったことがなければ、コミティアにも参加したことがなかったので、伝え聞いていたバカでかい箱イメージだったのですが、行ってみると思ったより小規模だなといったものでした。
参加者は、アメコミのコミックアーティスト、ヨーロッパのバンドデシネ作家、イラストレーターに、漫画家、同人作家等など。
海外マンガフェスタ!っていうから、海外のバリバリのアーティストが一堂に会すみたいなイメージだったからちょっと肩透かしでしたが、みなさんすごく絵も上手く、漫画愛もあっていい人ばかりでした。

今はもう海外マンガフェスタは
休止状態…
復活してほしいけどなぁ
そして、こういうイベントだからと思って、オリジナルで描いた漫画を持参していました。
色々歩き回っていると、フランスの出版社ki-oonの文字が。
ki-oonに持込
持ち込んだ漫画の内容は、二人の主人公の女子高生の友情を描いたもの
二人は子供のころから仲良しで一緒に育ってきていたが、少しづつ人生の歯車が狂い始めて…
というもの。
日本語が堪能なフランス人編集者さんに漫画を見てもらってる間、置いてある漫画をパラパラ読みしていました。
いよいよ感想。
持込作品の感想
という意見と名刺をもらった。
"何か企画があったら日本に住んでいるので持ってきてください"
といってくれた。
ホントは、blancheという競馬マンガを持ち込みたいんだけど、今どうしても描く時間が確保できないからずいぶん時間がたってしまった…
その他にも、色々アイデアやアドバイスをもらいました。
元々、この作品のモチーフになったものがフランス映画のミナという映画だったので、その話もしました。

面白いよ
日本ではDVDはないから
フランス版のDVDを買った
もちろんVHSも持ってるけど

海外マンガフェスタ後の懇親会
出展者はイベント後に懇親会にも参加できるということで申し込んでいたので、懇親会参加者と会話をしました。
その中に、ベルギーの出版社KANAの編集さんも来ていて、日本の漫画を仏訳して販売しているという話をしていたので、ガラスの仮面を薦めてみるが”面白いんですけど、長くて…”ということでした。
編集さんがバンドデシネと漫画では創り方が違う。
バンドデシネはあまり読まないということでした。
でも、一つだけ新作が出ると必ず読んでいるものがあってそれは、ブラックサッド。
動物が擬人化した探偵の物語。
おすすめしていたので、試しに一冊買って読んでみました。
面白いんだけど、漫画とバンドデシネの構成が違うというのがよくつかめなかった。

う~ん
何が違うんだろう?
創り方が違うというのは何を指してたんだろう?
ちゃんと分析すれば見つけられそうですが、いつかこの本の紹介記事を書くときに分析してみます。
巻末に作った経緯とかの解説が載ってるから興味がある人は読んでみるといいかも。
作品として面白いし。
色々、懇親会参加者さんたちと楽しく歓談。
海外で漫画家デビューのコツ
海外向け漫画を描くポイント

直接、ki-oonの編集さんやKANAの編集さんとの会話から体感したヨーロッパ圏の求める漫画を自分なりにまとめてみました。
これらを踏まえて持ち込み作品を作るときは
ki-oonに持ち込む3つのポイント!
Ki-oonは、日本語が堪能な方が編集をしているので、漫画の持ち込みは大歓迎しています。
運営 | |
---|---|
X | X(フランス語?) |
X | Kim_Ki-oon 東京で原稿を見てくれる人 |
Ki-oon東京マンガ編集部 | |
漫画投稿サイト | DAYS NEO |
まとめ
ki-oonは日本の漫画家を募集していて、ゼロから作品を作ることに燃えているようですので、きっとあつく歓迎してくれるでしょう。
海外デビューに興味のある方は連絡してみてはいかがでしょうか。
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コメント
ki-oonに持ち込みしたんですけど…
編集さんがすごく嫌味で失礼な対応だなと思いました。
シリアスな内容の漫画だったのですが、日常的な会話を勝手にギャグ認定されたらしく一方的に貶されました。
画風の強要までしてきました。
男の主人公を嫌ってる雰囲気もあり…。
少しでも編集さんが決めた条件と異なる漫画は追い出している感じでした。
古臭くて頭が固い感じの、お局さまみたいな印象で…いくらなんでも、失礼すぎるんじゃないか!?と。
フランスがどうこうっていうより、
この上から目線な編集さんが好きになれない。
こんな人と一緒に仕事できないと思いました。
思い出すだけでも胃がムカムカします。
見てくれた方は女性でしたか?
とても丁寧に対応してくれた印象だったので少し驚きです。
どういった思惑があったのかわからないのですが、編集部によって求めている作品の方向性、さらに同じ編集部でも編集者個人の考え方もあります。
なので結局は個人対個人のやり取りになります。
そうなるとどうしても個人同士の相性はあるのだと思います。
また画風の強要もない話ではないのかなと思いました。
小林まことのところでアシスタントをしていた漫画家の知人がいます。
話しているときに、はじめの一歩って小林まことの絵に似てない?って聞いたら、あの人(森川ジョージ)は、小林先生の絵を強要されたらしいから、最初はツラかったんじゃないかなぁと話していました。
画風の強要は、こういう絵にしたらもっと魅力が出る!と思ったのかもしれないですし、見てくれた編集者さんの本意は分からないところですね。
一つだけいえることは、編集部って行くところで全く違う反応になりますよ。
ある出版社ではボロクソに言われて、ヘコんだけど、ダメ元で他のところに持っていったらべた褒めとか。
そこではとんとん拍子にデビューできたという話も珍しい話ではないです。
ki-oonがリオさんに合わなかったということかもしれません。
今回のことでヘコんで、作品をお蔵入りさせるよりダメ元でいろんな出版社に持ち込みすることをオススメします!!
ヘコまされると、次への持込が怖くなる気持ちは痛いほど分かりますが、勇気を振り絞って次にチャレンジしてみたら意外と雑誌掲載まで信じられない速さで進むかもしれないですし。
フランス人だから覚悟はしていましたが、それでも酷い出版社です。
出張するので数ヶ月後でないと応募作を審査できない、と返されましたよ。
いやいや、もうすぐ日本国内で海外フェスタやるでしょ(笑)と。
断りなら社会人として断るべきでしょうし。
開いた口が塞がりませんでした。
リオさんとは別人ですか?
別人ですよね。
見てもらっていないということですもんね。
ki-oon編集部(日本)には行ったことがないので、規模がどの位なのか分からないですが、人数が少なそうな印象なので色々大変なのでしょうか…
う~ん。
いっそのこと海外マンガフェスタに行ってみるのはいかがでしょうか?
今年も持ち込み用編集部として参加されるようですよ。
今年は東京と九州でやるとのことですので。
海外に出るには一番近道かも知れないです。
あとKANAっていうベルギーの出版社も来るのでいいかもしれません。
去年、海外マンガフェスタの懇親会に参加したときKANAの編集さんいいひとそうでしたよ。
ベルギー生まれ、ベルギー育ちの日本人の方でした。