漫画家になれる確率を上げる三つの秘訣を伝授!
はじめまして。
えでくーです。
私は10年以上漫画を描いてきて100人以上の漫画家志望者を見てきた。
うちに来ている間だけの話でいうと漫画家になっていない全員に共通点がある。
これは、漫画家になるためには必ず通らないといけない道。
にもかかわらず、これができてない志望者が多すぎる。
逆に言うと、漫画を一作仕上げるだけで、そういう一作も仕上げていない人間をごぼう抜きできるのだ。
これは、肝に銘じておいた方がいい。
売れるかどうかは、運もあるし人脈もあったりとかいろいろな要因が必要だけど、漫画を一作仕上げるというのは自分のやる気、努力次第でできること。
まずは、できることから始めよう!
絵で食べていける確率を上げたいなら
まずは一作仕上げてみてよ
ということで、漫画家になれるための確率を爆上げする方法の解説スタート!
漫画家になれる確率を爆下げしている原因
えでくーでは、ココナラで月40万を達成した日時計が、絵で稼ぐ方法、漫画賞情報、漫画家になるためにやることなど漫画家志望者向け情報を発信している。
五つの質問でわかる漫画家の才能テスト、デビューへの道のり、仕事を増やす方法、アナログかデジタル化、志望者に伝えたい雑誌の選び方など漫画家になるための情報満載!
たった一つの確率を下げていること
漫画家になれる人となれない人の差をひとつあげてみる。
それは、才能とかそういうもの以前に漫画を1本でも仕上げられるかどうか。
なにそれって思うかも知れないが、漫画家になりたいって言ってる人でも漫画を描いたことない(描けない)人って、ものスゴく多い!!
大雑把に数値化してみる。
漫画家になりたい人が10,000人いるとする。
その中で漫画を一本でも仕上げられる人は、多分500人位。
ここで、第一の篩いにかけられる。
この篩いにかけられて残った500人から、賞を取るという第二の篩いにかけられる。
そこに残るのが200人位。
その200人の中からデビューできる人が50人位。
それだけ、漫画家になりたいけど漫画を仕上げることができない人って多い。
漫画を一本でも仕上げられるかどうかで、最初の振るいの500人に入れる。
ということは、それだけでグンと確率を上げられるということなのだ!!
漫画家になるには絶対に必要なのは絶対に1本仕上げる実行力がなくてはいけない。
年齢は重要?
漫画家志望者の多くの人はおそらくここが一番気になっていると思う。
個人差はあるけど、年齢が高くなると考える方向性も決まってくるから、その分柔軟性にはかけてくるのは事実。
逆に若い人は、まだ自分の生きていく方向性についてもそんなに決まっていない分、色んな方向で柔軟な思考ができる分、若い方が絶対に有利。
歳をとる分、漫画家になれる確率は減ることは確か。
そんなことを考えながらネットサーフィンをしていたら、教えて!gooでこんな質問を見つけた。
長いので抜粋してみる。
「小説家は年配でもなれるけど、漫画家は30過ぎてもなれなかったらあきらめたほうがいい」と言う人がいたんですが、これはどうしてなのか教えてください。
お願いします。はいはい、7年前にプロデビューした45歳でございます。
出典:年配が漫画家になれない理由
実は今は若い人の興味が漫画よりゲームに移り、雑誌の読者層(市場)は20~30代に遷移しつつあります。
技能さえあれば、無理に若者の嗜好に尻尾を振るより、「2007年の現代社会に生きる30代」の視点でアタックすればチャンスはあるかもしれませんよ。
そう。
今って漫画がホントに読まれてないみたい。
テレビで今の子は漫画の読み方がわからないって言う話を聞いたから姉の子供に聞いてみたら
”うん。しおんも最初わからなかった”
って言っていた。
そういう時代。
各漫画雑誌のターゲット層ってみんなが思うより年齢層は高い。
だから年齢は時代にマッチすれば、そこまで関係ない。
絵は上手くないとダメ?
この絵どう思う?
この絵はかなり前だけど、青林工藝社のアックスという漫画雑誌を買ったらたまたま掲載されていた漫画家・堀道広さんの絵。
好みは分かれると思うけど、私はひと目で気に入った。
ワンピースの絵が嫌いっていう人もいれば、ジョジョの絵が大好きという人もいるように人の好みなんて十人十色。
だから、漫画に絵の上手さは関係ない!
漫画に必要なのはキャラクターとストーリーの方が比重が大きい。
ストーリーが面白ければ、その漫画に引き込まれるから絵の上手さは関係なくなる。
もっといえば、下手な絵は強力な個性になる!
絵については上手い下手は関係ないけど、画風については若干事情が異なる。
年代によって絵に受けた影響はあるから、時代が進むにつれて絵はどんどん古くなる。
だから、逆に言うと、画風を変えられる人なら年齢が高くてもチャンスはある!!
絵が下手でいつも落ち込んでしまうという人には、以下の記事で、絵が下手に見えるメカニズム、下手だと自覚する、描いた絵を裏返して確認する、上手く魅せるコツなど絵が上手くなる考え方を詳細に解説してるから悩んでいる人に読んで欲しい。
と画風について記事を書いてて一つ小遣い稼ぎを思いついた。
画風が古いということは、数少ない生き残りということ。
ということは珍しい画風になるから、小遣い稼ぎができる。
それは、ココナラで自分の絵を使った似顔絵サービスや、イラストサービスの出品。
北斗の拳に影響を受けた人の生き残りがいたとしたら、ココナラなどのクラウドソーシングサイトではかなり強力な武器になる!!
ためしに出品を考えてみてはいかがだろうか。
ひとつこの記事を読んでくれている人に聞きたいことがある。
長年考えても答えが出ないこと。
北斗の拳っていわゆる劇画というジャンルに入る画風。
同じ(多分)劇画に分類されるジョジョの奇妙な冒険の画風。
同じように描き込み系なのに、北斗の拳は古さを感じるのに、ジョジョに古さを感じないのはなぜだろうか。
同じように描き込み系なのに、北斗の拳は古さを感じるのに
ジョジョに古さを感じないのはなぜだろう
それについて考えたことがある人、意見を聞かせて欲しい。
専門学校は行くべき?
実は私は18歳の時に奨励賞をもらったけど、専門学校はゲームの専門学校に行っている。
1年で辞めてしまったけど。
何人か専門学校出身者と接したことあるけど、まったく意味がないと思う。
話を聞くと、絵の描き方は学べるといっていた。
漫画は絵じゃないんだから、話に重点を置くべき。
専門学校にいくお金があるんだったら、安くてもいいからアシスタントをやるべき。
早く1本漫画を仕上げて持込して、アシスタントしたいって伝えれば多分そんなに下手ではなければアシスタント先を紹介してもらえると思う。
そうすれば、現場の空気を学べる。
仕事のスピード感とか、漫画の技術とか小技とか。
きっと学べることは色々ある。
専門学校に行った方がいい人
こうはいっても、専門学校に行かない方がいい人、行った方がいい人というのは明確にある。
アシスタントを薦めるタイプ
こういうタイプは、ちゃんと自分を持ってるから、誰に何を言われようと関係なく猪突猛進で頑張れる。
アシスタントがおすすめだけど、専門学校にいってもいい結果を出せる人。
専門学校を薦めるタイプ
専門学校で得られるものとして一番のメリットはライバルを見つけられるということ。
また、なんでもそうだけどやりたいことができても最初は“わからないことがわからない”ことだ
だから、まずやっていくうえで自分にはこれが足りないんだ!と自覚してから、技術を身につけることになるため時間がかかる。
それが、専門学校の場合、漫画業界を知っている人が講師になるから、授業をする上で“この人はここが理解できてないんだな”ということが分かるため、生徒への指示出しも的確になる。
ということで、独学でやっていくよりはるかに速く漫画力が身につく。
おすすめの専門学校のことをもう少し知りたい人は、以下の記事で、専門学校紹介、費用比較、口コミ、おすすめポイント、専門学校ランキングについて詳しく解説してるから興味のあるなら読んでみてね。
漫画家になれる確率を爆上げ!
先ほど、話したように漫画を一作でも仕上げることで、漫画家になれる確率を爆上げできることになる。
その上でやるべきことを話していくよ。
確率を上げる三つのPOINT
二年間は本気で取り組む!
漫画家になりたいなら本気で二年頑張ってみよう!
私日時計の話をしてみると、子供のときから働きたくないという思いが強かった。
で、高校卒業間近に就職は嫌だったけど大学に行きたくないし学力も足りなかった。
そのとき、漫画なら描けるかもしれない!と思って、その日から漫画を描き始めた。
初投稿はヤングジャンプ。賞の発表の週のヤングジャンプを買ってみてみると自分の名前がない…
そんなはずはないと思って、その日から、漫画を描き始めた。
50Pの大作
それを週刊少年マガジンに投稿した
したら数ヵ月後知人の家に居候してて、そこの家に電話がかかってきた。
そしたら奨励賞を受賞したから一回来ませんか?ということを持ちかけられた。
そのときに、”漫 画 だ け の 世 界 が 嫌 だ !”と思った。
で、何の勉強もしないで賞を獲れたのだからいつでもなれる。
それなら、25歳までフリーターで色んな仕事をしてから漫画の世界に行こう!と決意した。
それから色んなバイトをして25歳になった段階で、ちゃんと漫画を描こう!と決めて27歳で雑誌デビューした。
しょうもない5流誌。
ちゃんと漫画を描き始めたのが25歳から27歳の二年間。
その自分の体験と、色んな漫画家さんと話してて思った自分なりのデータ。
手の早さを鍛える!
漫画家って、ホントに最初はっていうか売れないと原稿料って少ないから遅筆だと生活ができない。
手が早ければ、原稿料が安くても数をこなせば食べては行ける。
手が早くなるコツとかはあるんだけど、これはもうもって生まれたものの気がするから後天的な努力で劇的に改善できるとは思えない。
が、速筆にはなれなくても普通の早さになることは訓練次第で可能だ。
遅筆の人には以下の記事がおすすめ。
決断力を強化する!
これもスピードの話だけど、数をこなすともう熟考する時間も取れないくらいになると、どうしてもこれで行こう!って言う時がでてくる。
そうなると決断力も必要。
まとめ
漫画家になるために重要なことは全部詰め込んだ。
それをやりながら、漫画で重要な話の作り方も勉強していくのだ。
話の作り方を勉強するのによく言われているのは、”好きな漫画、映画を穴が空くほど見ること”。
これは、何が言いたいかというと、好きな作品を何回も観ることで、その作品の話の構成が無意識に頭に入ってくるということだと捉えている。
好きな作品はある?
まずは、その作品を見て、何が面白かったのか、どこが一番自分が惹かれているのか、どういうキャラクターが登場していたのかなどを、丁寧に分析しよう。
漫画家志望者を応援するえでくーでした。
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