漫画家の末路を考える!
はじめまして。
えでくーです。
漫画家志望者、現役漫画家、今悩んでいる絵描きみんなが気になっているであろう売れない漫画家たちの末路。
この記事では、私の周りにいた漫画を描いている、描いていた人たちの話、漫画を描いていく上で大切なこと。
そして、今実際に私がやっていることなどを話していく。
漫画を描くってものすごいエネルギーを使う作業だから、年齢を重ねていくと厳しくなっていくのかな。
今現時点で迷っている人に
参考にして欲しい
それでは、売れない漫画家たちの末路について話し始めていく。
漫画家たちの末路をのぞき見
えでくーは、漫画業界10年以上でココナラで月40万を達成した日時計が絵で稼ぐ方法、絵描きの考えるべきこと、フリーランスのトラブルなど絵を描いている人たちと共有したい情報を発信するサイト。
5つの質問でわかる漫画家適正テスト、デビューへの道のり、仕事を増やすコツ、漫画家になるのに年齢は重要?など、漫画家として抑えるべき情報満載!
漫画家志望者のケース
ここで紹介しているのは、漫画家をやりながらだったり、元漫画家だった人がアシスタントしかやらなかったりのケースが一番多い。
と、ここまで話せばわかってもらえると思うけど、ずっと漫画家志望者でやっていくと”ツブシが利かない仕事”のためアシスタント位しか道がない。
ということを、ある編集者との打ち合わせの時に言われた話。
アシスタント 1
こんな絵を描ける人。
性格も穏やかでとても接しやすくて、好きなタイプの人間。
職人タイプ。
漫画を描く上では、とても頼りになる人。
締切日の前日の追い込みになると、泊り込みもしてくれるような。
なんか2022年に描き下ろし単行本の仕事が来たって言って
背景を手伝ってもらうことができなかったから
なんとなくそれ以来声をかけてないや
ここまで技術があると、本人が選ばなければ一生仕事あるだろうなと思う。
ひとつだけデメリットをあげると、少し絵が古くなっている…ことかな。
アシスタント 2
こんな絵が描ける人。
性格は、クセが強くて話してるとケンカになってしまう。
非常にメンドくさいから、そのうちコンタクトを取らなくなった。
でも、絵が古くない。
アシスタント-1の人と同じくらいの歳なんだけど、この違いはなんだろうと思って、
本人に絵が全然古くないんですけど
どうしてですか?
って聞いてみたけど、明確な答えは返ってこない。
きっと、別に意識してやってることではないのかなと思う。
いいなと思う絵を見ると、常に少しづつ自分の絵に取り入れていると感じることが多い。
もっと、詳しくそのことについてマインドを知りたかったけど話してると鬱陶しくなるし、ケンカになるから話しかけなくなってしまって、結局彼の考えは聞けなかった。
この2人の違いは、アシスタント-1は職人肌で漫画は読まないって言ってたから、きっとインプットがなくて昔からの自分のやり方でずっと来てる人。
アシスタント-2は、さっきも話したように、少しづつマイナーチェンジを繰り返してる人。
どっちがいいのかはわからないけど、後者の方が今の絵を描く人にも好まれる絵だな。
人間性はキライだけど。
兼業漫画家
実際に私の周りにいる漫画を描いている人たちの現在を話してみる。
こういうの書いてるとリアル知人たちだから
本人には気づかれちゃうかもなぁと思うけど
ま、いいや
前にサイト見ました!
って知人の漫画家から連絡来たこともあるし…
皆さんも内緒でお願いします。
主婦
女性ならこの道が最適だと思う。
楽だし、自分はサブ的に稼げばいいだけだからスゴく気が楽じゃないのかな。
女性なら顔も性格も普通ならこの道がオススメ。
他の職(バイト)に就いている
1人は編集さん経由で聞いたらバイトをしているといっていた。
絵はキレイで上手いから、自分のタッチになんとなく似てるなって思ったけど、攻め気がない人だったからもう諦めてるんだろうな。
もう1人は多分介護職をしている。
声もデカくて、人と接すること、世話をすることが好きな人だから、
介護とかあってるんじゃないですか?
っていったことをキッカケに介護を始めた。
この人は聞くと、自分の気持ちとか思ってることをまっすぐ話してくれるからすごくわかりやすくてキライではない人。
アフェリエイター
漫画の仕事も減ってきたから、最初は家賃分くらいを稼げればなと思って始めたらしい。
たまにアシスタントをしてもらってるときに話していると7万、10万、20万とアフェリエイト収入が増えていってた。
去年久しぶりにメールしたときなんか40万~50万稼いでるといっていた。
その後、メインのサイトがGoogleからペナルティを鞍って検索順位を下げちゃったから10数万まで減ったから、今焦ってる…
とか。
個人的に、漫画家って人と接するのがキライな人が大部分だと思うから、こういうアフェリエイトみたいな人と会わずに稼げる仕事って理想。
私も、この人の話を聞いてたからアフェリエイトやってみようかなって思ったんだし。
でも、2021年か22年に久しぶりにメールしたら
アフィリエイトはGoogleの動向を見るのがヤになって
辞めて実家に帰った
といっていた。
もし、今稼げてないけど、何もできないという人がいたらアフェリエイトはオススメ。
すぐに稼げるようになるには、相当な作業量だけど…
技術を特化!
パソコン、デジタルにこだわっていてとても職人タイプの人。
1回鍋パーティでこの人の家にいったときに、作業風景と、デジタルのやり方を少し教わった。
ものスゴい高いレベルのデジタル作業が出来てる…ってことに驚いた。
年一くらいでJRの仕事をしてるらしくて、配線の1本1本までリアルに描き起こしているという。
しかも、3Dで絵を描いてる人だから1回緻密な背景を作ってしまえばどんな角度でも使えるから、よく使う背景なら時間をかけて作れば一生使える背景。
生活保護
最後に紹介するのは生活保護を受けていた人。
この人は結構個性的な人でなかなか接するのが難しい人。
上記のような絵を描いてる漫画家さんで、個人的に黒の使い方が上手くて絵が好きだった。
そういえば、冒頭で話した主婦の人と私は”お互いの漫画を無料で手伝い合う関係”という話を、吠夢さんと電話で話してた時にいったら
おれも仲間に入りたい
それを主婦(ここではそう呼ぶ)さんに話したら
いいよ
といって二回くらい原稿を手伝いに行ったらしい。
この二人は変わってて
"好きな死体の話をしていた"
といっていた
この主婦さんもホラー系の漫画も描いている。
あと、この吠夢さんの漫画が今Webコミックになっていて購入すればいつでも読める。
楽な道を進んではいけない!
私自身、漫画賞を受賞してから"このまま漫画だけのせかいはヤだ"ということで、フリーターとして色んな職業をプープーしていた。
で、そろそろ漫画描こうと思って本気で漫画を描き始めて2年後デビューしたのは三流誌。
そこから、色々営業活動をしてバイトをしなくても生活できる位まで稼げるようになっていた。
そんな状況になってもアシスタントをやってみたいと色々探していた時に、雇ってもらえた人の友達のところにスポットで紹介された時の話。
アシスタントに行ったことがある父親くらいの年齢の差のある人が、
はじめが肝心や
これはよく考えないで聞いてたけど、最初からメジャー誌を目指して頑張った方が後々絶対にいい!ということ。
そこで、今の自分の現状を考えてみると、
今思うのは”楽な道を進んできた結果が今なんだ”ということ。
楽 な 道 を 進 ん で は 行 け な い !
これからやるなら絶対に狭き門を目指すべき。
狭き門とは大手出版社でデビューすること。
屈辱的な仕事
2015年くらいにとても屈辱的な仕事をした。
原稿料はまぁまぁだったけど、ものすごく屈辱的だった…
力で言うことを聞かせてくるタイプ、こういうタイプが殺意が湧くほど大キライでどうしてもこういうタイプとは対立してしまう。
編集さんは頑張ってこの仕事を取ってきたから、何も悪くないし私にはありがたいこと。
途中までは編集さん、原作者さんと共に一生懸命戦ってたんだけど、あるときから編集さんに
もうわたしたち(編集さんと原作者さん)は
もう仕事と割り切ってやっていますよ
といわれて、自分の心が折れた。
売れてない人間だったら、何もないんだから自分を突き通すしかないじゃん!
誰も守ってくれないんだから!
と思って、どんどんその2人とも距離が出来ていった。
それで、この仕事自体をやってる意味がないなって思って辞めようとしたけど、他の2人は結婚してるし、生活もあるからこの仕事をやりたい!ということだったから、最初の契約の話数まではやることにした。
2020~21年頃に、ちょっと聞きたいことがあってこの編集さんと久しぶりに会った。
そしたら、その時当時編集だった人はWeb系の仕事をしていて、
面白いネタ浮かんだら
〇〇に持ち込んでみようかな…
はっ
○○というのはこの屈辱的な仕事の編集部?企業。
私がここが大嫌いということを知っているから
すみません…
といって謝られた。
この相手を気遣って”相手が嫌いなものを褒めるみたいなことをした時に謝る”っておかしい。
この思いの向こうには
”あなたが嫌いなものは私も嫌いだ”
という姿勢を見せないといけないっていうのは絶対におかしい!
だって、私はあなたじゃないのと同じで、あなたは私じゃない。
あなたの中でその企業は大事なクライアントで大切な存在なんだから大切にしていいし、付き合っていたっていい。
謝ることじゃない。
この謝る文化がよくわからん。
この仕事をして、自分が楽をした結果が今なんだと痛感。
そのときに、前にアシスタントに行った先で言われた。
”はじめが肝心や”を思い出した。
この一件で、商業誌に対する憧れも想いも全て亡くなった
だから、自力で仕事を獲る道を選んだんだ!
売れない漫画家の末路(現在)と考えること
日時計がやってる4つのこと
- アフィリエイト
- 自作エロ漫画販売
- オリジナル素材販売
- サイトで集客して制作
私もそんな売れない漫画家のひとり。
私は上述してきたようなことがあって商業誌はもうやっていない。
今だに年に1、2回
連載とか読切とかの話が来るけどやんわり断っている
私の今の目標は
人生の生きた時間を増やすこと!
人生の生きた時間を増やして、本当にやりたいことをやる!!
だから、自分が稼働しないところでお金を生むシステムを一生懸命頑張っている。
継続かペンを折るか
今漫画志望者だったり、現役漫画家でこの先も漫画を描き続けていていいのかと考えてる人に伝えたい。
35歳以下だったら、就職も考えた方がいい。
私は就職したことがないからわからないけど、”就職のチャンスは35歳まで”という話がある。
ちゃんと自分のこれからの道を考えた方がいい。
漫画じゃない道を選ぶときは、就職するのか、自分で事業を始めるのか。
私自身は今までずっと絵を描いてきたから絵で稼ぐ方法しか知らない。
だから、上述してるような絵を絡めたことで稼ごうと思って今必死に頑張っている。
私は人の下で働きたくない
と思ってるから色々やってるけど、就職はフリーランスとか自営業より楽だと思う。
いればお金をもらえるし。
まとめ
私がこの記事で伝えたいのがこれ。
楽な道を選ばずいばらの道を選ぶべし!
では、漫画家に幸あれ!
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