【安全利用のコツ】MyEditの著作権と商用利用のラインを徹底解説

MyEditの著作権はどうなってる？ + 商用利用のラインは？

お願いします！
デジえしべるです。

MyEditの著作権と商用利用のラインについて徹底解説していきます。

サイバーリンクは、AI画像の元データに著作物、もしくは著作物に酷似したものも使用したものは、商用利用不可という見解。

それでは、MyEditの著作権+商用利用についての徹底解説スタート！

MyEditの著作権と商用利用について

商用利用するための注意点

生成AIで作られたコンテンツは、すべてが商用利用可能なわけではないということ。

そして、他社の著作物や、それに似ているものも元データとして使ってはいけない。
また、有名人の画像や音声などには色々な権利が絡んでくるため、使用してはいけない。

ということが、サイバーリンクが主張しているものとなります。

考えられる懸念

私が思うのは、”学習データが不透明”なこと。

ちょっと、Adobe Stockの話になりますが少し関係しているので共有します。

Adobe Fireflyは、学習データをAdobe Stockに投稿された中で”AI学習が許可されたもの”のみを使用していると公表しています。

そのAdobe Stockですが、写真家・アンセルアダムス氏の作品に似たAI画像が販売されていたと言及されています。
※引用元：アダムス氏+AI画像が紛れ込んでる？

その言及を受けて、Adobe側は対象コンテンツを削除しました。

が、アダム氏の遺産管理団体が

と、再度抗議しましたが、こちらを無視し続けているという状況です。

他にも、色々Adobe Stockや、AI関連の透明性について問題提起する声もあります。

でも、Adobeが取り組んでいる、取り組もうとしている姿勢には敬意を払えるし、その他のAI界隈ではそこまで頑張っているのか？といえば……？な点もあります。

それに比べると、サイバーリンクは学習データについては記載がないので、”不透明”と言わざるをえません。

学習データについて

MyEditの学習データについての記載は見つけれませんでした。

色んな画像を蓄積していると思われます。
その中に、サイバーリンクのサブスクで利用できるDirector Zoneの画像も使用しているのではと考えています。

このDirector Zoneについて少し触れておきます。

DirectorZoneの前身は、元々個人のクリエイターが創ったものをアップしていたもの。
それを利用できるようにしているけど、全てを商用利用可として開放しているわけではありません。

DirectorZoneの規約を一部抜粋してみます。

7. 知的所有権と所有権

a. コンテンツ

ユーザーはサイト、サービス、CyberLink コンテンツ、ユーザー提供物を、個人的な非商業的目的でアクセス、および使用することができます。

サイト、サービス、CyberLink コンテンツ、ユーザー提供物、または関連する製品やサービスに組み込まれる、あるいは付属の著作権、商標、サービスマーク、またはその他の所有権表示を削除、変更、隠すことはできません。

さらにサイト、CyberLink コンテンツ、ユーザー提供物 (自分のユーザー提供物以外) を複製、変更、適用、これらを基に模倣作品を作成する、演じる、表示、発行、配布、送信、放送、販売、ライセンス、あるいは搾取することはできません。

CyberLink とその許可者は、全世界における知的所有権を含め、サイト、サービス、CyberLink コンテンツのすべての権利、資格、利権、および自分のユーザー提供物以外のサイト、サービス、CyberLink コンテンツの商標、サービスマーク、ロゴを有しています。

CyberLink はサイト、サービス、CyberLink コンテンツで許諾が明記されていないすべての権利を所有しています。

ユーザーは当サイトを通じて取得した第三者のユーザー提供物を商業目的で使用、コピー、配布、修正することを含め、ここで許可されていない CyberLink コンテンツを使用、コピー、配布、修正しないことに同意するものとします。

引用：サービス規約

ユーザー提供物は、個人的利用で利用することはできるけど、商用利用で使うことはできません。

だから、著作権問題がクリアになっているわけではないということ。

サイバーリンクの見解

AIイラスト・AI画像生成は商用利用できますか？

AI イラスト・AI 画像生成で生成された画像は基本的に商用利用可能です。
ただし、編集用に使用したオリジナル画像の知的財産権は、画像コンテンツ提供者のライセンスにより異なります。

引用：AI 画像・イラスト自動生成についてのQ&A

要約すると、生成されたコンテンツは少々利用可ですが、元データに何かしらの権利がある場合は、商用利用が適さないこともあるとしています。

AIイラスト・AI画像生成に著作権はありますか？

AI が生成した画像・イラストには著作権は発生しません。
ただし、著作権は他人の所有物に対して発生するため、AI の学習データ、もしくは指示（プロンプト）によって特定の他者の創造物と酷似したイラストを故意に生成した場合はその限りではありません。

引用：AI 画像・イラスト自動生成についてのQ&A

元の文章が恐ろしくわかりづらいのですが、解読してみます。

サイバーリンク製品で”生成したコンテンツには著作権は発生しないから、自由に使っていいよ”。
でも、元データが何らかの著作物であれば、生成コンテンツにまるっきり著作権問題がクリアになるかといえば、そんなことはありません。

ということでしょう。

かみ砕くと、元データは著作物を使うな！(類似コンテンツも使用しちゃダメ)ということ。

AI 関連機能で編集または生成されたメディアは、書き出した時点でユーザーの所有物とみなされます。

ただし、編集用に選択したオリジナル メディアの知的財産権は、メディア コンテンツ提供者のライセンスに基づきます （あなたが作者/著作権者でない場合）。CyberLink は、所有者に代わって知的財産に関するご質問にお答えすることはできません。

例えば、著作権保護されたコンテンツと非常に似ているが同一ではない画像を、AI 画像生成のカスタム プロンプトを使って生成した場合、生成されたコンテンツの所有権はあなたにあります。 ただし、CyberLink の主張に関係なく、収益化目的で使用するのは適切ではない可能性があります。

引用：作品に AI 生成素材を使用した場合

AI生成画像の商用利用のラインについて、サイバーリンクの見解。

著作権保護されたコンテンツを使用して作られた生成画像についての所有権は作成者にあるが、収益目的での使用は適切ではない可能性がある…

ものすごく遠慮がちに言っていますが、著作権が切れていない作品を利用して作った作品は、個人利用はしても問題ないけど、商用利用はするな！ということ。

MyEditの著作権と商用利用の使い方

安全に利用するためのポイント

サイバーリンク製品を利用するうえで、著作権問題に引っかからずに安全に使う方法をまとめます。

他社の著作物、もしくは、それに似ている作品を元データとして使用してはならない。

それらの利用は、”個人的に楽しむ分には問題ないけど、商用利用はしちゃだめだよ”とのこと。

安全に楽しくAIを楽しみましょう。

まとめ

この著作権問題は、なにもMyEditに限った話ではありません。
今、急激に伸びているAIだから、多くの個人、企業が喰いついてものすごい速さで進化しています。

そのため、今は倫理観など置き去りになっているので、せめて利用者が気を付けることでだいぶ状況は変えられると考えています。

と、こんなこと言ってると、著作権にうるさい人と思われるのもしゃくなので宣言しておきます。

私は、アメリカも西洋文化も大嫌い！

この著作権というシステムも、西洋の"働かないでいかに大金を得るか”という思想の元に作られたシステムと考えています。
昔でいえば、植民地の上りで食っていた白人ども。

植民地の人たちはどんな扱いされてきたか知っていますか？
なぜ、イギリスは”ブリカス”と呼ばれているか知っていますか？

ということで、著作権には気を付けようという話でした。