GT-220 V2の使用感と購入から四年経ったその後!
はじめまして。
デジえしべるです。
今回は人生初となる液タブ体験を共有するよ。
購入した液タブは、HuionのGT-220 V2。
価格は60,000円位。
使用感をまとめると
絵を描くのが楽しい!
アナログで描いてるみたい!
ペンが沈む
視差がある
というもの。
そして、ある時Huionさんから連絡が来てKamvas 16 2021を提供してもらった。
それを使い始めるまで4年間この液タブにはお世話になっていた。
そこはら辺のことは記事の後半で書いてるから、寿命とかの参考にしてね。
この記事は実際は2017年の9月頃に書いたもの。
それを、新しく2023年7月作ったデジえしべるに引っ越したもの。
人生初液タブは衝撃
感激の嵐だった!
記事の中盤でこの液タブを使って描いたイラストも載せてるよ
それでは、一緒にGT-220 V2の使用感を見ていこう。
Huion GT-220 V2を紹介!
デジえしべるは、漫画業界10年以上でココナラで月40万を達成した日時計がクリエイターPC、モニター、液タブ、ペイントソフト、動画ソフトなどデジタル画材に関する情報を共有するサイト。
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【二万円台~】評判が高いHuionの液タブ8選!絵師が厳選2023
二つの感激
- 絵を描くのが楽しい!
- アナログで描いてるみたい!
スペック
品名 | GT-220 V2 |
---|---|
販売元 | Huion |
本拠地 | 中国 |
インチ | 21.5インチ |
サイズ | 55.8㎝ × 44.8㎝ × 15.4㎝ |
解像度 | 1,920px x 1,080px フルHD |
色域 | NTSC72% |
応答速度 | |
VESA | なし |
接続 | HDMI USB DVI |
備考 | ペンは充電が必要 スタンド付属 |
取扱日 | 2016年9月13日 |
付属品
- ユーザーマニュアル
- 二本指手袋
- クロス
- ドライバー
- 保護フィルム
- HDMIケーブル
- VGAケーブル
- USBケーブル
- 電源ケーブル
- 電源アダプタ
- 充電式ペン PE330 2本
- ペンの充電ケーブル
- ペンスタンド
到着までかかった期間は翌日。
注文してから
次の日に届いたよ
何気に気に入ってるのがこの黒い手袋。
漫画を描くときって、原稿が汚れないように手敷きを引いて作業する。
液タブの場合は滑りをよくするため。
保護フィルムも付属してるんだけど、これは反射してギラギラするのが目に悪いから、この付属の保護フィルムは絶対に使用しないように!
設置
入力端子の干渉
設置してまず最初に思ったのは、めちゃくちゃ干渉しそう…
ってことだった。
時は経過して現在(2021)今だに不具合は起きてないから気持ちだけの問題だったみたい。
でも、今うちのメイン液タブはKamvas 16 2021なんだけど、それは入力端子はサイドに作られてる。
保護フィルム
付属 | クリーニングクロス 気泡防止ヘラ |
---|---|
液晶面 | アンチグレア |
強度 | ガラス同等の表面硬度3H |
ブルーライト | |
備考 | 指紋、防汚加工で汚れにくい |
液晶画面が傷つかないように保護フィルムを貼っている。
購入するのはアンチグレアの保護フィルム。
反射が酷いと、目にチカチカして気づかないうちに目に疲労をため込んで、将来的に激しい頭痛となって襲い掛かってくるから、保護フィルムは絶対アンチグレアタイプのものを選ぼう。
私が購入したのは↓↓↓の保護フィルム。
使用感
ペン先がズレる
ペンを置いた位置と、、液晶の中のペンの置き位置が微妙にズレている。
これは、使っていくうちに慣れてくると思う。
ペンの沈み込み
これは液タブを調べていると色んな所でいわれている。
自分はこの液タブしか触ったことがないからわからない。
Amazonのレビューでこんなコメントを見つけた。
ペンの沈み込みに関しては、wacomの板タブを10年近く使っていましたが、ほとんど気になりませんでした。
筆圧が弱い方だからかもしれませんが。
筆圧が弱い人は気にならないのかも。
私自身、今(2023年10月)メインで使ってるKamvas Pro16 2.5Kで同じHuionだから沈み込みに関しては今だにわからない。
筆圧について
私はもともと筆圧が強くて、疲れるし手が痛くなりそうだからということで、力を入れないで絵を描く癖をつけたら筆圧が弱くなった。
年配の漫画家さんと話してたら、腱鞘炎が酷くてある時から漫画を筆で描くようになったといっていた。
そして、昔アシスタントに行ったときに“新聞紙を敷くとええで”と何回も薦められていた。
自分は筆圧弱いから問題ないし、新聞紙を敷くと線が引きにくいから彼が見なくなったときはすかさず外して絵を描いていた。
だから、強い筆圧で絵を描き続けてると腱鞘炎になったりするから、筆圧が強い人は意識して筆圧を弱くするように手に癖づけした方がいいよ。
腱鞘炎って痛いらしいから。
色が薄い
上記の画像は、液タブで描いた絵をGT-220 V2とDELLモニタで比較してみたもの。
これだけ色味が変わってくる。
設定をイジってみたけど、色味が変わらない。
きっとこれが限界なのだろう。
追記
2021年9月8日
色味が薄いのは仕方ないのかなと考えていたけど、それはどうやら違ったみたい。
今(2021年9月)メインで使っているKamvas 16 2021とiiyamaモニタで比較してみたのが下の画像。
どうでしょう。
色味はかなり近づいているでしょう?
GT-220 V2は色域がNTSC72%なのに対して、Kamvas 16はsRGB 120%。
ということで、別のモニタでも自分の液タブの色味で映したいなら、液タブはsRGB値の高いもの、AdobeRGBカバー率90%以上のものを選ぼう!
画面が近い
これはホントにうちだけだと思う。
元々アナログで絵を描いている。
これからもそれは変わらない。
アナログ作業だから、こんなに斜めになる台を置いてるからその上に液タブを置くから目と液タブの距離がものすごく近い。
これは目のためには絶対よくない。
イラストサンプル
この記事を引っ越ししているのが2023年10月26日ではクリスタを使用してるけど、GT-220 V2を使用していた時はPhotoshopで絵を描いていた。
その時の競馬のイラスト。
Kamvas 16 2021との比較
GT-220 V2 | Kamvas 16 2021 | |
---|---|---|
解像度 | 1,920px × 1,080px フルHD | 1,920px × 1,080px フルHD |
色域 | NTSC72% | sRGB120% |
色味 | 色味が薄い | 色の表現抜群! |
ショートカット キー | なし | 10個 |
接続 | HDMI VGA DVI | USB-C |
ケーブル | ケーブルが干渉 | ケーブルがすっきり! |
付属品 |
一代目のGT-220 V2と二代目のKamvas 16 2021と比較してみた。
一代目を使用したところ、ここら辺までは液晶画面は白っぽくなってしまうというこのGT-220 V2だけの問題じゃなく、液タブ全体のデメリット。
それが、Huionさんに二台目となるKamvas 16 2021を提供してもらったときには、液タブ業界の白っぽい色味になる問題は解決していた!!
比較しているのは、先日紹介したKamvas 16 2021↓↓↓
【辛口】デジ絵師がHuionのKamvas16 2021の魅力を紹介!
メリット・デメリット
- アナログで描いてるみたいに快適!
- 絵を描くのが楽しい!
- ケーブルがゴチャゴチャ
- 絵を描いてると消しゴムになってしまう
使い慣れないとペンで描いてるのにいつの間にか消しゴムに切り替わってしまう問題の原因はペンについているボタンにある。
絵を描いてると知らずにここのボタンを押してしまうことで、ペンから消しゴムに切り替わってしまう。
だから、なんですぐ消しゴムになっちゃんだろうという人はこのボタンを押して切り替えましょう。
GT-220 V2をデジ絵師が添削!
総合評価
サイズ | 4 |
---|---|
色味 | 2 |
ケーブル スッキリ | 2 |
使用感 | 4 |
付属品 | 3 |
値段 | 3 |
総合評価 | |
84 |
この評価は2017年当時の評価じゃなくて、HuionのKamvas 16 2021、Kamvas Pro 16 2.5Kを知ってしまった後の評価だから、2017年の初めて液タブに触ったときの評価ではなくなっている。
自分はずっとアナログで絵を描いてきたけど、すんなり液タブに移行できた。
でも、知人の漫画家兼スーパー背景師の人に同じ液タブを薦めて導入したけど液タブは合わなかったらしい。
よく聞くのが、アナログに慣れてると板タブは受け付けない人が多い。
それに対して、液タブは実際にペン先で絵を描いてる感覚になるから違和感なく移行できるって話だけど、人によるようだ。
あと、もしかしたら年齢もあるのかもしれない。
あまりに年配になるとアナログの癖が抜けなくて、どうしてもデジタルの作業に慣れづらいこともあるのかも。
個人的には液タブに変わってからイラストの単価も上がるし良いことづくめ。
液タブの導入を迷っているなら、思い切って買うことを激しくおすすめする!
液タブで作画技術を向上させれば元はすぐに取れるから!!
購入から四年後
GT-220 V2の購入から4年後。
充電ケーブルの先端が劣化して充電が上手くいかなくなっている。
だから、最近ペンの電池切れの期間が短いなと思ってたけど、おそらく充電されていないことが原因。
そして、二本のうち一本はペンがこんな風に外れるようになって、ボタンもバネが上手く当たっていないのか機能しづらい。
ただこれは製品の個体差だから、Huion製だからどうとかそういうことではないと思う。
もう一本は順調に使えているし。
液タブ本体には何の問題もない。
まとめ
- 初液タブサイコー!
- 絵を描くのが楽しい!
- アナログで描いてるみたい!
今(2023年10月26日)思うとデメリットが多いけど、初めて触ったときの興奮は忘れられない。
スゴい!!
買う前までは安い仕事はデジタルでやって、力を入れる仕事はアナログでやろう!と思ってたけど、実際デジタル化したら…もうデジタルでしか絵を描いていない。
だから、アナログに対して強い想いがあるなら、安易なデジタル化はしない方がいいかもしれない。
では、よい制作ライフを。
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